Squareは、Androidを決済端末にする「Tap to Pay on Android」の試用プログラム開始にあたり、プログラムへの参加を希望する事業者を募集すると発表した。
「Tap to Pay on Android」は、専用のアプリを対応のAndroidスマートフォンにインストールするだけで、VISA、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discoverといった国際ブランドが展開するカードのタッチ決済(非接触型決済)を受け付けることができるというもの。
キャッシュレス決済端末の導入費用を気にすることなく、手持ちのAndroidスマートフォンで利用できるうえ、売上データや入金詳細などが確認できる加盟店専用のSquareアカウント管理画面「Square データ」を利用して事業の可視化も可能。
費用は決済手数料のみとなる(Wi-Fiネットワーク接続などにかかる費用は除く)。
今回実施する試用プログラムは、すでに6カ国で実績のあるTap to Pay on Android正規版の日本語ベータ版を試用するプログラムで、日本での商用サービス開始に先駆け、既存・新規の事業者に関わらずTap to Pay on Androidを使ってもらうことで、事業者からのフィードバックを得て製品を改善することを目的としているとのこと。
また、同時にキャッシュレス決済やSquareの導入がいかに手軽であるかを事業者に知ってもらう狙いもあるという。
試用プログラムの募集期間は6月8日(木)11:00から6月16日(金)23:59まで(日本時間)で、応募が多数の場合は、応募の先着順で決定。
なお、「有効なSquare アカウントを作成し、審査が終了した事業者であること」「Squareの定める利用規約および個人情報保護方針に同意した事業者であること」「Squareのベータプログラム参加要項に同意した事業者であること」「応募ページに記載の試用プログラムにかかわる方針に同意した事業者であること」「電子メールで連絡の取れる事業者であること」「Androidスマートフォン(OS Android 9以上、NFCチップ搭載)を用意できること」が応募条件となる。
実施期間はプログラム参加の案内メールが届いた日から7月24日(月)23:50まで(日本時間)だが、実施期間最初の1週間に最低5回のTap to Payによる取引がなかった場合、今回のベータプログラム参加者資格が失効する場合があるとのことだ。
関連情報
https://squareup.com/jp/ja
https://squareup.com/jp/ja/press/tap-to-pay-on-android-japan-early-access-program
構成/立原尚子