葬儀やお墓の準備など、人生の最後にむけて準備をする「終活」。燦ホールディングスは、40~70歳代の男女の中から、“終活を自分ひとりで行うと考えている人”1,000名におひとりさまの終活に関する意識調査を実施。
おひとりさまは、単身で暮らすといった物理的なケースだけでなく、家族はいるものの何らかの理由で頼ることができないケースや、心理的に頼りたくないという人もいるため、今回は「終活はひとりで行うと考えている人」をおひとりさまと定義し、調査した。
今後「終活を実践したい」と考える人は75%だが、実践している人は13%
現在の状況を聞いたところ、「身寄りはなく単身で生活」する人が13%、「家族と同居」している人は69%であった。「家族はいるが離れて暮らしている」人と合わせると86%の人が「家族がいるおひとりさま」という結果に。
終活を自分ひとりで行うと考えている理由の上位は、「家族に負担や迷惑をかけたくない」57%、「自分のことは自分で考えたい」52%であった。
自分ひとりで行いたい・考えたい終活の上位は、「ものの整理」47%、「老後の資金計画」45%、「健康管理」41%。死後の準備よりも、老後のより良い生活に向けての準備を望む傾向が見られる。
終活は「元気なうちにはじめたい」が過半数を占めていたが、反面「老いを感じたら」「健康に不安を感じたら」といった何らかの不安を感じてからと考える人もそれぞれ3割弱存在することが判明。
おひとりさまで実際に終活を「実践している」人は13%と少数であったが、「していないが実践したいと考えている」人は75%と多い。
終活に関心はありながらも、実践していない主な理由は、「まだ早いと思うから」39%、「何から始めれば良いのかわからないから」が35%であった。
終活は「元気なうちに始めるのが良い」と回答する人が過半数を占めるものの、自分ごとになると、やや先延ばしにする傾向がみられる。また、何をすれば良いのかわからない人も多く、終活への理解は浸透しきれていない様子がうかがえる。
調査概要
調査名:おひとりさまの終活に関する意識調査
調査主管:燦ホールディングス株式会社
調査期間:2023年3月24日~28日
調査対象:40~70歳代の男女
首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)、近畿圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県)に居住
回答者数:1,000名
調査方法:インターネットによるアンケート調査
関連情報:https://www.san-hd.co.jp/
構成/Ara