エンジニアのキャリア選択にリモートが与える影響
「Q. 転職をするとして、転職先がリモートワークを不可にしていた場合、転職意向度は下がりますか?」の質問では、8割のITエンジニアが「はい」と回答した。
年代別でみると、20代〜40代では「はい」が8割を超える結果となった。意外にも、働き盛りの40代が最も望んでおり、50代となると逆に半数程度は「いいえ」と答えている。
こうしたことから、採用難易度が上がるエンジニア採用においては、多少なりともリモートワークを許容できる勤務体系とするか、戦略的に50代を取りに行くことが重要であることがわかる。
<「はい」と回答した人のコメント>
・リモートワークでこそスムーズに行える仕事が多くあり、認めてもらえないなら転職するつもりはありません。(30代・男性)
・通勤しないワークスタイルに慣れてしまったので、今さら通勤したいと思えない。通勤に使う時間と体力があったら他のことに使いたい。(30代・女性)
・子供の保育園の送り迎えがあり、年内に第二子が誕生するため、育児に関わる時間を得たい。(40代・男性)
・リモートワークが不可というと働き方の多様性に対して意識が低いのではと感じてしまうからです。(40代・男性)
・エンジニアの採用にはもはやリモートワークは必須かと思います。対面でしかコミュニケーションが取れないのは、現代の作業環境/スキルとしては問題があるように思えます。(30代・男性)
<「いいえ」と回答した人のコメント>
・勤務条件や福利厚生、給与などが重要と考えているので(転職意向度が)下がる事はないと思います。(30代・女性)
・勤務先の環境が整っており、フレックスのような制度があればリモート不可でも気にならない(30代・男性)
・給与や業務が望んだものになり、自己実現できるのなら特に問題ない(40代・男性)
・リモートワークではオフィスでのようなチームワークが生まれにくく、時折、孤立感を感じることがあったため、今後も引き続きオフィスワーク主体の会社で仕事をしたいと思っています。(50代・男性)
<調査概要>
調査期間:2023年4月28日~2023年5月11日
調査機関:自社調査
調査対象:ITエンジニア
有効回答数:211
調査方法:インターネット調査、自社転職相談者へ調査
出典元:ギークニア
構成/こじへい