ソースネクストは2023年4月、同社の登録ユーザーを対象に「特殊詐欺対策と留守電に関する実態調査」を実施。結果をグラフにまとめて発表した。
なお特殊詐欺とは、犯人が別人を名乗って被害者に電話をかけて現金等をだまし取る犯罪の総称。新型コロナウイルス禍においては「給付金」や「保険」などのキーワードを使った新たな手口も発生している。
70代以上の12%が知らない番号からの電話に「特に気にせず出る」
知らない番号からの着信時に電話に出るかどうか尋ねたところ、全体の44%が「はい」と回答た。さらに年代別に見ると、年代が上がるとともに「特に気にせず電話に出る」割合が大きく、70代以上のシニア世代は12%が気にせず電話に出るようだ。
全体の6割が不審な電話を受け取った経験あり
怪しい電話を受け取った経験について聞いたところ、全体の62%が「はい」と回答した。
また、怪しい電話を受け取った経験がある人のうち実際に「詐欺電話を受け取った」のは27%、さらにそのうち「被害に遭った経験がある」のは3%だった。
特殊詐欺対策をしているのは全体の約8割
自分の特殊詐欺対策をしているかどうか聞いたところ、77%が「対策している」と回答。年代別分析では顕著な傾向は見られなかった。
なお、本アンケート調査における「対策」の定義は、製品やサービスの機能を活用する以外にも知らない番号には出ないなどの意識上の対応も含まれる旨を回答者には補足している。