『正直、3分ありゃ作れます…』
味を補正するって意味で、3つの食材の混ざったビニール袋に、しば漬けの漬け汁をティースプーン1杯追加して、軽くまぜる。
で、その混ざったヤツを、さっき果肉をほじくりだしたアボカドの皮あるじゃん? アレが小鉢にみたいになってるから、そこに盛りつける。で完成!
↑かんせ~い! 荒みじんにしたしば漬けを、ほんの少量だけ混ぜないで取っておいて、最後にトッピング風に上に乗せてみたら、今回は見た目もそこそこオシャレだね。
ワカモレって、アボカドに玉ねぎやトマト、それにライムジュース等を加えてペースト状にしたもんなですが、玉ねぎの薬味的野菜の役割とライムジュースの酸味の代理として、酸味の効いた漬物を混ぜて、疑似ワカモレにするってのは、けっこうよくあるアイデアなんですよね。
有名なのはらっきょうの酢漬けね。あと紅生姜とか。ザワークラウトもいいかもしれないし、蕪の酢漬けあるでしょ? 赤いヤツ。アレなんかもいい。なんなら梅干しでもいいんで、特にしば漬けにこだわらず家にこの手の酢漬けがあったら、それ使ってみるのもいい。
今回しば漬けにしたのは、しば漬けって漬け込まれた野菜が一種じゃなくて、キュウリ・うり・なす・シソ・しょうがと色々使われてる。なんで味も広がるんじゃないか? としば漬けにしてみました。
トルティーヤチップじゃなくて、とんがりコーンを使ったのは、どこでも売ってるからってだけ。もちろん近所で売ってたらトルティーヤチップスでよろし! ドリトスのヤツとか。
とにかく主原料がとうもろこしのスナックなら、なんでもいいよ、。ポリンキーとかスコーンでもいい。で、ディップ(食べる時ちいちいちペースにツケツケして食べるってことね)じゃなくて、最初っから混ぜちゃうっていうのは、食べる時に面倒くさくなくてイイってのもあるんですが、元々はカリカリしたスナックが、アボカドの味と酸味が混ざってフニョフニョになってるのが、庶民的な味と雰囲気でヤケにウマイんだよ。なのにところどころカリッっていう部分も残ってたりするのもまたなんともいえない。ここらは、コロッケ蕎麦にも通じるジャンクの妙!
いや、オレは全部カリカリしてるのが好きって人は、コーンスナックだけは混ぜないで作ってください。でも、あのスナック半フニャフニャの悦楽がアルコールに合うんだよな~、っていっても今回はノンアルコールだけど。
そしてこのノンアルコールの『アサヒ スタイルバランスプラス グレープフルーツサワーテイスト』とも合うわ、この料理!
これがスマドリってヤツすかね! 飲み物も健康的、ツマミも健康的。なんか今回、すごいいいこと書いてるなァ…。
文/カーツさとう
コラムニスト。グルメ、旅、エアライン、サブカル、サウナ、ネコ、釣りなど幅広いジャンルに精通しており、新聞、雑誌、ラジオなどで活躍中。独特の文体でファンも多い。