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回収業者に聞く、コロナ禍でお世話になった飛沫防止パーテーションの行方

2023.05.24

コロナ前から追求してきた、モノづくりを通したマテリアルリサイクル 

–今年に入り、「ぷらしる」への問い合わせが殺到しているそうですね?

「今年1月から5月までの問い合わせ数を前年と比べると2.34倍くらいに増えています。また、ぷらしるによる飛沫防止パーテーション分別に関するLPへの1日あたりアクセス数は、5月8日以降では3~4倍となっています」(https://lp.yamamoto-ss.co.jp/placil-partition/

以前は産廃業者やリサイクル業者からの問い合わせが大半だったそうだが、最近は自治体(一般廃棄物)やパーテーションを販売するオフィス機器販売会社も多いという。

–「ぷらしる」を開発したきっかけはやはりコロナだったんでしょうか?

「コロナ以前ですね。30数年に渡り多くの産廃業者様・リサイクル業者様とお付き合いしてきた結果、リサイクル現場の材質判別業務は「炙って臭いを確認・手触りや質感、打音による感覚的分別など、ごく少数のベテランの経験則に依存しているのが現状でした」

「そのため熟練者不在の現場では材質がわからずリサイクルできないことも。また、既存の材質判別装置は極めて高価だったため、持ち運びしやすく、安価で簡単に材質判別できるハンディタイプ装置のニーズがあるのではと考えていました」

こうして誕生した「ぷらしる」は、センサ部とタブレットを合わせても重量わずか400g(センサ部は170g)。従来の判別装置の約3分の1の価格を実現した。

判別の仕組みはこうだ。

測定対象物に近赤外線を照射し、対象が反射した光の波形を測定。波形データは、ぷらしるに登録されている12種類のプラスチックの波形データと照合され、最も波形が近い材質が表示される。

奇しくもコロナ禍の2020年10月より販売が開始された「ぷらしる」。2022年4月に施行された「プラスチック資源循環法」を機に、産廃・リサイクル業界以外からの問い合わせが増加。一躍注目を浴びることに。

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