【クラフトサケ】ホップサケ
かつて東北地方には東洋のホップと呼ばれる「唐花草」を使用した「花酛(はなもと)」というどぶろく製法が伝承されていた。しかし、時代の流れと共に、入手困難に。その味わいを蘇らせるため、ホップを使い、クラフトビールの醸造技術とかけ合わせることで誕生した。福島県「ぷくぷく醸造」の商品も人気だ。
ホップの香りと酸味は日本酒との相性抜群
稲とアガペ(秋田)『稲とホップ』500ml 2650円
ホップの品種を厳選し、ネクタロンほか3種類を選定。ホップ由来の薄いピンク色。アロエや白葡萄、ほんのりホップの華やかな香りが魅力。ミネラル感あるキレのよい味わいだ。
〈Seki’s KIKISAKE〉ライチの爽やかな甘い香り。味わいは、香りから想像するよりもしっかり濃醇な日本酒らしい旨味を感じます。ホップの苦味が全体を引き締め、キレよくバランスも◎。
【クラフトサケ】ネオどぶろく
どぶろくはその昔、農家の酒として自家醸造され、近年では「どぶろく特区」に指定された民宿の酒として親しまれてきた。しかし日本酒をベースに発酵学を熟知した造り手が手がけるクラフトサケの出現によって、よりオシャレで、自由な酒へと進化を遂げている。
どぶろくの濃厚さとイチゴの甘味のいいとこどり
ハッピー太郎醸造所(滋賀)『something happy 苺屋はな』480ml 2670円
農薬に頼らない滋賀県産のイチゴを使用したどぶろく。黄麹と白麹を配合したクエン酸糀甘酒もと(全糀仕込み)を採用し、イチゴの酸味を表現している。
〈Seki’s KIKISAKE〉生きた酵母が口当たりいいガスを発生させ、白麹の酸味も効いている。低アルコールなので、イチゴスムージーのようにゴクゴク飲めます。醸造所名のとおり「HAPPY!」。
変わり種もスゴい!マルゲリータ味のどぶろくも!?
LAGOON BREWERY Inc.『翔空SAKEマルゲリータ』720ml 2640円
地元・新潟のトマトとバジルを共に醸した、ピザをイメージしたどぶろく。黒胡椒をふるとピザ感アップ!
取材・文/関 友美
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