省エネ対策の課題は、費用負担・取り組み方法の理解・時間の捻出
省エネ対策の課題について複数回答をしてもらった。事業者全体の43.4%が「取り組むための費用の捻出が困難」を課題としていることから、事業者にとって省エネ対策として第一に想起される取り組みは機器や設備の入替等であることが読み取れる。次いで「具体的な取り組み内容がわからない」となり、省エネ対策の具体的な方法等を支援していく必要があることもわかった。
一方、売上額別では、売上1,000万円未満と売上3,000万円以上では、「費用」が課題の第一となったが、売上1,000万円~3,000万円未満では「取り組むための時間がない」が課題の第一となった。
エネルギー価格高騰に対する事業者の声としては、以下のようなコメントが寄せられている。
<調査概要>
・調査方法 :商工会職員によるヒアリング調査
・調査対象 :全国の商工会員(中小企業・小規模事業者)
・調査時期 :2023年2月24日 ~ 3月10日
・有効回答数:491事業者
(注)表・グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合、同じパーセンテージでも見え方が異なる場合がある。また、本調査の計算に使う値(n)は、回答数合計ではなく「回答者数」としている。
出典元:全国商工会連合会
構成/こじへい