投資家である顧客から集めた資金を投資運用のプロが投資・運用し、それによって得られた成果を顧客へ還元する投資信託。
気軽に始められる資産運用の一つとして人気を集めるが、実際のところ、取り組んでいる人は何歳代が多いのだろうか?
ソニー銀行はこのほど、顧客の投資信託の利用動向を調査し、その結果を発表した。
投資信託残高は100万円~300万円未満の人が最も多く25%
投資信託保有者のうち、40代・50代が65%を占め、投資信託を余裕資金の運用手段として利用している人が多いことがうかがえる。
また、投資信託保有者のうち積み立てプランを利用している人の割合は、20代が最も多く53.7%、30代が次いで50%と、若年層の積み立て投資への高い関心がうかがえる結果となった。
毎月少額でも開始ができる積み立て投資が多いことから、長期的な資産運用を意識している若年層が多いと推察される。
投資信託保有者の年代別構成比
積み立てプラン利用者割合
投資信託残高は100万円~300万円未満の人が最も多く24.7%、100万円以上の人は50.8%を占める結果になった。
投資信託保有残高別構成比
2022年1月末時点で上位10位圏外だったファンドの投資信託残高別ファンドランキングでは、9位に「楽天・全世界株式インデックス・ファンド<愛称:楽天・VT>」が、積み立てプランファンド購入金額別ランキングでは3位に「iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」、8位「楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド<愛称:楽天・VYM>」、10位「世界経済インデックスファンド」が、上位10位内にランクインした。
円安傾向が続いたこの1年で、米国を中心とした国際分散投資が注目されて、長期投資の視点から低コストのインデックスファンドが選ばれた結果と考えられる。
投資信託残高別ファンドランキング(2023年1月末時点)
投資信託積み立てプランファンド購入金額別ランキング(2023年1月末時点)
出典元:ソニー銀行株式会社
構成/こじへい