小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

2022年度の倒産件数は6799件、前年度から800件以上の大幅増加

2023.04.27

倒産主因別…『不況型倒産』の件数は5249件、「経営者の病気、死亡」は過去最多を更新

主因別にみると、『不況型倒産』は5249件(前年度4574件、14.8%増)となった。構成比は77.1%(対前年度0.2ポイント減)を占め、3年ぶりに前年度を上回った。

「販売不振」の5148件(前年度4505件、14.3%増)が最も多く、構成比は75.7%(対前年度0.5ポイント減)を占めた。「業界不振」(前年度35件→60件、71.4%増)は、2008年度以来の前年度比50%超を記録した。「経営者の病気、死亡」(同275件→277件、0.7%増)は、過去20年間で最も多かった2021年度を超え、過去最多を更新した。このほか、「売掛金回収難」(同14件→30件、114.3%増)は倍増した。

※倒産主因のうち、販売不振、輸出不振、売掛金回収難、不良債権の累積、業界不振を「不況型倒産」として集計

 

倒産態様別…「破産」は800件以上増加、リーマン・ショック時以来の増加幅

倒産態様別にみると、『清算型』倒産の合計は6590件(前年度5749件、14.6%増)となり、構成比は97.0%(対前年比0.2ポイント減)を占めた。『再生型』倒産は209件(同167件、25.1%増)発生し、『清算型』『再生型』ともに3年ぶりに前年度を上回った。

「破産」は6341件(前年度5454件、16.3%増)が最も多く、リーマン・ショック時の2008年度以来14年ぶりに800件以上の増加を記録した。会社分割など第二会社方式で多用される「特別清算」は249件(同295件、15.6%減)で2年連続の減少となった。

このほか、「民事再生法」は206件(前年度165件、24.8%増)発生し、うち136件を個人事業主が占めた。「会社更生法」は3件(同2件、50.0%増)だった。

規模別…負債「5000万円未満」の倒産は57.8%、零細規模が目立つ

負債規模別にみると、「5000万円未満」の倒産は3927件(前年度3546件、10.7%増)、構成比57.8%を占め最も多く、零細規模が目立った。次いで「5億円未満」が1416件(同1173件、20.7%増)、「1億円未満」が1061件(同832件、27.5%増)で続いた。

資本金規模別では、『1000万円未満(個人事業主含む)』の倒産は4623件(前年度3953件、16.9%増)発生し、全体の68.0%を占めた。

業歴別…業歴10年未満の新興企業は400件以上増加、14年ぶりの増加幅

業歴別にみると、業歴「30年以上」が2259件(前年度2037件、10.9%増)で最も多く、全体の33.2%を占めた。このうち、老舗企業(業歴100年以上)の倒産は71件(同62件)発生し、3年ぶりの増加となった。

「3年未満」(前年度266件→352件、32.3%増)、「5年未満」(同407件→475件、16.7%増)、「10年未満」(同876件→1182件、34.9%増)を含めた業歴10年未満の新興企業(同1549件→2009件、29.7%増)は、2019年度以来3年ぶりに増加した。

新興企業全体で前年度から400件以上増加したのは、2008年度以来14年ぶり。また、新興企業を業種別にみると、サービス業(同473件→640件、35.3%増)が最多。特に娯楽業(同23件→48件)や旅館・その他宿泊所(同7件→18件)などで増加が目立った。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年11月15日(金) 発売

DIME最新号は「2024年ヒットの新法則!」、永尾柚乃、小田凱人、こっちのけんと他豪華インタビュー満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。