充電式エボルタとエネループの両シリーズを「エネループ」に統一
パナソニックは、くり返し使用回数を低下させることなく容量アップを実現した(※1)充電式ニッケル水素電池「エネループ」の新製品を2023年4月25日(予定)より発売を開始する。メーカー希望小売価格はオープン価格。
近年、環境への意識が高まり、1度の交換で長時間優れたパワーを発揮する乾電池とともに、くり返し使える経済性から充電式ニッケル水素電池(以下、充電池)にも注目が高まっている。
そんな中、同社の充電池は、1回の使用時間が長い「充電式エボルタ」シリーズと、くり返し回数が多いうえ、自己放電が少ない「エネループ」シリーズの2つのシリーズをラインアップしていたが、今回、エネループの特徴である低自己放電特性とくり返し回数を低下させることなく容量アップ(※1)を実現。名称を「エネループ」に統一した。
また、乾電池エボルタNEO・エボルタと同様に、パッケージは環境に配慮した紙主体のエシカルパッケージを採用(※2)することで包装材料(プラスチック+紙)の使用量を約45~70%(※3)削減したという。
その他の特徴としては、充電1回あたりの電気代は4本充電でもわずか約1円で済むうえ、マイナス20度の低温環境でも使用可能。さらに自然放電が少なく、充電しておけば10年後でも約70%の容量をキープするという。
エネループ新製品の開発・名称統一への想い
パナソニック エナジーデバイス事業部 マーケティング部:吉成章善氏
昨今の環境意識の高まりに加え、物価上昇による経済性の観点から、充電池は消費者のお困り事を解決できる商品だと考えています。
当社の充電池であるエネループ(eneloop)の名称は、Energy(エネルギー)とLoop(ループ)に由来し、エネルギーを循環(ループ)させて使う、すなわち、くり返し使うライフスタイルを実現したいという気持ちが込められています。
今回、より長もちするエネループに進化させ、また、名称をエネループに統一することで、より使いやすく、より選びやすくリニューアルを行います。さらに、環境面でも進化させるべく、パッケージを乾電池エボルタNEO・エボルタと同様に、エシカル パッケージを採用しました。
今後、より多くのお客様にエネループの良さである環境性や経済性を知っていただき、身近な機器にエネループをご使用いただけるとうれしく思います。
※1 従来品比較。エネループプロモデルを除く。
※2 単1、単2を除く。
※3 エネループプロ(BK-3HCD/4H、BK-4HCD/4H)とエネループ(BK-3MCD/4H、BK-4MCD/4H)において。
従来品エネループプロ(BK-3HCD/4C、BK-4HCD/4C)と従来品エネループ(BK-3MCC/4C、BK-4MCC/4C)との比較。
関連情報
https://panasonic.jp/battery/products/charge/eneloop.html
構成/清水眞希