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0-100km/h加速は2.5秒、最高速は350km/h超!ランボルギーニがV12エンジンを搭載したPHEV「Revuelto」を発表

2023.04.04

ランボルギーニは、創立60周年記念を迎える今年、初のスーパースポーツV12ハイブリッドプラグインHPEV(ハイパフォーマンスEV)の「Revuelto(レヴエルト)」を発表した。

このRevueltoは、前例のない新アーキテクチャ、革新的なデザイン、高効率エアロダイナミクス、新しいカーボンフレームコンセプトによって、パフォーマンス、スポーツ性、ドライビングプレジャーにおける新基準を打ち立てる。

さらに、ランボルギーニのV12エンジンモデルとして初めてDCT(デュアルクラッチトランスミッション)が搭載され、新開発エンジンと3基の電気モーターを組み合わせたシステム最高出力は1015HPを誇る。

そのパワートレインには、重量当たりの出力が高いコンポーネントを採用。127HP/Lの新型エンジンは、フロントに搭載された2基のアキシャルフラックスモーターとの相乗効果で抜群のパワーウェイトレシオを実現し、さらにランボルギーニのV12モデルでは初搭載となる8速DCTの上部にも、ラジアルフラックスモーターが搭載される。

合わせて3基の電気モーターに電力を供給するのは高比出力(4500W/kg)のリチウムイオンバッテリーパックで、完全な電動走行も可能となっている。

新モデルを構成する素材の主役は、サンタアガタ・ボロネーゼのファクトリーの熟練職人の技が作り上げたカーボンファイバー。航空工学にインスパイアされた新型シャーシ「monofuselage(モノフューズレージ)」とフレームに加え、あらゆる部分に使用されている。

カーボンファイバーおよび軽量素材の広範な使用と、強力なエンジン出力によって、パワーウェイトレシオはランボルギーニ史上最高の1.75kg/HPを達成している。

これらを兼ね備えた新Revueltoは、0-100km/h加速はわずか2.5秒、最高速度は350km/h以上という、このはセグメント最高峰のパフォーマンスを発揮。

さらに、新採用の電動トルクベクタリングが支える最高にダイナミックな走りと、完全電動走行も可能な4輪駆動が、サーキットでも日常の中でも、スーパースポーツカーRevueltoのレベルアップされた実力を際立たせる。

航空宇宙工学に触発されたデザイン

ランボルギーニの未来のデザインを現在に出現させたRevueltoは、ランボルギーニのデザインDNAに忠実でありながら、まったく新しいスタイルを確立している。

新しい輪郭が往年の伝説的なV12モデルの系譜を受け継ぐ一方で、新しいプロポーションは未来への扉を開く。

外観も内装も一新されたデザインは飛躍的な進歩を遂げているが、Revueltoが歴代の V12モデルからインスピレーションを受けていることは明らか。その原点となる1971年のカウンタックのプロトタイプは、縦に伸びる1本のラインから発展していく完璧なプロポーションで、宇宙時代を背景に純粋で本質的なスタイルを生み出した。

それはランボルギーニのV12スーパースポーツカーのDNAに刻み込まれ、同時にランボルギーニ最大の特徴でもある、垂直に開くシザードアも採用し個性的な表情を加えている。

Revueltoには、ディアブロの比類ないプロポーションとリアフェンダーのフローティングブレードに対する敬意と、ムルシエラゴの筋肉質なたくましさと特徴的なフロントの斜めに傾く形状を見ることができる。

Revueltoのデザインは航空宇宙工学に触発されたもので、フロントからキャビンとエンジンを包み込んで六角形のエキゾーストへと収斂していく2本の線が囲む、彫刻的な外観が特徴となっている。

その航空宇宙工学を思わせるデザインは、動物的な筋肉質の力強さとも自然に融合。最初に目に飛び込んでくる、カーボンファイバーが一枚岩のように広がるシャークノーズのフロントフードは、パワーとスピードを感じさせる。

ヘッドランプクラスターには今日のランボルギーニ・デザインを際立たせる特徴ともなっているY字形のデイタイムランニングライト、それをスプリッターからフロントフードへとつながる空力学的なブレードが囲む。

フロントのホイールアーチの後方にあるサイドフィンはドアからサイドエアインテークへの大きなくぼみに沿って車体の側面の気流を導き、サイドエアインテークのシャープな線は、フロントの矢のようなデザインに呼応している。

ルーフは広い頭上スペースを確保しながら、美観と空力性能を併せ持ったものになっている。くぼみのある輪郭が気流をリアウイングへと流すと同時に、キャビン内の運転席と助手席の頭上スペースを広げる。

リアはハイブリッドV12への賛辞を表現。Revueltoの心臓部である縦置きエンジンは完全に露出しており、そこから視線が導かれる先にある2つの六角形エキゾーストと幾何学的な輪郭を持ったウイングの両端を、Y字形のライトシグネチャーを備えたヘッドランプクラスターが囲む。

Y字形は、「feel like a pilot」という考えでデザインされたドライバー重視のインテリアを特徴付けるもの。エクステリアの近未来的な感覚が同様に反映されたインテリアでは、コックピットのあらゆる要素がランボルギーニであることを主張し、日常の中でもサーキットの走行でも、デジタルとリアルの完全な調和を体感。

キャビン内の視線を集める、存在感のあるカーボンファイバーのダッシュボードは、その「宇宙船」的なデザインの中に、セントラルエアベントと、車両の情報システムの中心である8.4インチの縦型タッチスクリーンを備える。

さらにRevueltoは、完全なドライビングエクスペリエンスの共有を新たに登場させた。ドライバー側のデジタルコックピットには12.3インチ、助手席側のダッシュボードには9.1インチのディスプレイがあり、ドライバーとコ・ドライバーが同じ情報を同時に見ることができる。

また、ランボルギーニ初の「スワイプ」機能の導入により、スマートフォンと同じような直感的な手の動きでアプリケーションや情報を中央のディスプレイからサイドディスプレイへと移動させることもできる。

この3つのデジタルディスプレイは、ボタンの少ない整然としたスタイルを求めるニーズに応えるだけでなく、レースカーのようにドライバーが運転に集中できるようになっている。

ステアリングホイールは、レースの世界とEssenza SCV12で培われた経験に触発されてデザインされた。スポークに装備された4個のダイヤルは、ドライビングモードやリアウイング、リフト装置の操作に使用。

コックピットと操作機器類の直感的なデザインはランボルギーニ的で、ターンシグナルの点灯やローンチコントロールなどの機能をボタンで操作できるため、ドライバーは常にステアリングホイールで最適なグリップを保つことができる。

そしてRevueltoには、サーキットでインスピレーションを得たスーパースポーツカーとしての性格と、機能的で日常の運転を快適にする対照的な性格が共存している。ゆったりとしたキャビンスペースで実用性を確保しながらサーキットに向けた完全装備もできるように、設計段階で検討が重ねられた。

ルーフはアヴェンタドール アルティマエより頭上スペースが26mm高い一方で、新「monofuselage」ボディでは足元のスペースが84mm増え、シートの後ろにはゴルフバッグサイズの荷物も収納できる。さらに、フロントフードの下には、小型のキャリーバッグが 個入るラゲージコンパートメントもある。

また居住性をさらに高めるために、センターダッシュボードの下および座席の間にも収納スペースがあるほか、助手席側のダッシュボードにはカップホルダーも用意されている。

関連情報:https://www.lamborghini.com/jp-en/%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB/revuelto

構成/土屋嘉久

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