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三菱重工が省エネ性能に優れたモデルやフィルター自動清掃機能搭載モデルなど全22機種をラインアップした家庭用ルームエアコン「ビーバーエアコン」の2023年モデルを発売

2023.04.03

三菱重工サーマルシステムズは、家庭用ルームエアコン「ビーバーエアコン」の2023年モデル3シリーズ計22機種を4月1日より順次発売する。

飲料メーカーである株式会社伊藤園独自の技術「茶殻リサイクルシステム」

ラインナップは、快適性、清潔性と高APF(Annual Performance Factor:通年エネルギー消費効率)を備え省エネ性に優れたハイスペックモデルの「Sシリーズ」9機種(6~26畳)、フィルター自動清掃機能を搭載した高機能モデルの「Rシリーズ」6機種(6~18畳)、標準モデルの「Tシリーズ」7機種(6~18畳)。価格はいずれもオープン。予想実勢価格は「Sシリーズ」が168,000円前後~、「Rシリーズ」が105,000円前後~、「Tシリーズ」が84,800円前後~。

↑「Sシリーズ」

最上位の「Sシリーズ」では、2種類のセンサーとイオンとオゾンを使った機能の採用で快適性、清潔性を追求。人の動きを検知する人感センサーと人の位置および壁・床温度の変化を検知するサーマルセンサーを搭載し、その情報をもとにAIが自動で快適・省エネに導く「AI自動快適運転」ならびに風向を自動調整する「新おまかせセンサー気流」と「風あて・風よけ運転」が利用可能だ。

また、マイナスイオンを放出しウイルス、細菌、カビ菌の増殖を抑制する「さわやかイオン運転」や、室内機内部にイオンとオゾンを充満させニオイや汚れの原因菌の増殖を抑制する「アクアオゾンクリーン運転」、加熱乾燥させることでカビ菌の増殖を抑制する「アクアオゾン加熱運転」なども搭載する。

高APFと高い暖房低温能力を実現しているのも「Sシリーズ」の特徴で、銅巻線数の増加と高グレードのネオジム磁石を搭載した新圧縮機の採用、新高効率PAM制御と低損失スイッチング素子搭載のインバーターの採用、室内外機のファン径拡大や高効率モーターの採用により、省エネ性能を従来機比約14%向上、低外気温時でも十分に能力を発揮できるよう低温暖房能力は従来機比約29%向上した。

全シリーズの共通の特徴としては、2022年モデルに続き、すばやく快適温度に導く「ワープ運転」、力強い風でしっかり風を届ける「JET運転」、フィルター付近の温湿度をコントロールしてバイオクリアフィルターの尿素と酵素による花粉への抑制効果を促進する「バイオクリア運転」などを搭載。

さらに、フィルターには、飲料メーカーである株式会社伊藤園独自の技術「茶殻リサイクルシステム」により茶殻をアップサイクルした”茶殻配合樹脂”を原料としたフィルターホルダーを採用。

加えて、別売のスマートスピーカーと連携することで声によるエアコン操作や運転状況の確認ができるようにもなった。

そのほか、「Rシリーズ」と「Tシリーズ」では2022年モデルと同様に室内機の高さを250mmに抑えたコンパクト設計により、ハイサッシや下がり天井などのすき間スペースにも設置可能。

「Sシリーズ」と「Rシリーズ」では、グループ会社の三菱重工冷熱が製造・販売しているハイブリッド加熱気化式加湿器「roomist」SHKシリーズとの連動運転機能を2022年モデル同様に搭載しており、温度と湿度を最適にコントロールすることが可能だ。

↑「Rシリーズ」

↑「Tシリーズ」

関連情報
https://www.mhi-mth.co.jp/customer/room/

構成/立原尚子

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