ガーミンジャパンは、ランニングGPSウォッチ「Forerunner」シリーズの最上位モデル「Forerunner 965」を4月4日に発売する。価格は84,800円。カラーはブラック、ホワイト、アンプイエローの3色を用意する。
「Forerunner」シリーズは、Garminの強みである高精密なGPS測位と先進のトレーニング機能で、ランナーのパフォーマンスをサポートするランニングGPSウォッチ。シリーズ(当初は「ForeAthlete」)発売以来、進化を重ね、幅広いラインアップを展開している。
今回登場する「Forerunner 965」は、そんな「Forerunner」シリーズの新フラッグシップモデル。多機能なのはもちろん、ランニング時だけでなく、毎日普段使いしてその性能をフルに活用してほしいという想いから、ディスプレイの見やすさ、操作性、デザインなどにもこだわったという。
まず注目なのは、ディスプレイにAMOLEDを採用したこと。鮮やかなカラーディスプレイは奥行き感もあり、視認性が向上。また、ディスプレイデザインを大きく変更し、コントラストを活用したカラーデザインと読みやすく大きな文字表記を実現するとともに、ベゼルにチタンを採用することで、シンプルながら高級感あるウォッチに仕上げている。
計測解析の新機能としては、短期と中期の負荷比率を追跡して、トレーニング負荷の進行状況を可視化する「負荷比」を搭載。あとどれくらいのトレーニング(負荷)が行なえるかを指標化できるだけでなく、疲労を押しての過度なトレーニングによる怪我予防としても役立つ。
↑ウォッチフェイス(左)、負荷比(右)
さらに、ラン時にどれだけのパワーを発揮しているか、分単位、距離単位で指標を取得し、タイムアップのための指標を提示する「ランニングパワー」や、運動中のスタミナをリアルタイムで確認できる「リアルタイムスタミナ」、ランニング中のペース、心拍数、心拍変動を分析する「パフォーマンスコンディション」など、多彩なランニングサポート機能を搭載する。
ナビゲーション機能は、GNSSマルチバンドテクノロジーに対応し、どんな環境下でも高精度な位置情報を提供。地図機能は新たなタッチ操作機能で操作性も向上し、ClimbPro機能により勾配、距離、高度の増加など、現在および今後の上昇に関するリアルタイムの情報の表示や、気圧高度計や電子コンパス、高度なGPS測位とともにどんな環境でも高度なナビゲートが可能だ。
ヘルスモニタリング機能は、心拍数、呼吸数、歩数、消費カロリーなどベーシック機能に加え、体のエネルギー状態を数値化する独自の指標Body Battery、ストレスレベル、睡眠の質を測る睡眠スコアなどを装備する。
そのほか、Suicaにも対応する電子決済機能や各種通知機能に加え、複数のストリーミングサービスに対応し、音楽ファイルを保存、再生できる音楽再生機能も装備する。
稼働時間はGPSモードで約31時間、スマートウォッチモードで約23日間。防水等級は5ATM。接続機能はBluetooth、ANT、Wi-Fi、USB。本体サイズは47.2×47.2×13.2mm、重量は53g。
製品情報
https://www.garmin.co.jp/products/wearables/forerunner-965-black
構成/立原尚子