小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

女性ランナーの9割以上が「ランニング中に自身の安全について不安を感じる」

2023.03.28

アディダスがより安全でインクルーシブなランニング文化を作るための取り組みを開始

アディダスは、2023年春の新ブランドキャンペーンで掲げる『「走りたい」だけ、あればいい。~Running needs nothing, but you~』というメッセージのもと、世界中の多くの女性ランナーがランニング時に直面している“安全への懸念”に関する意識啓発に向けた取り組みを開始した。

本取り組みの一環として、アディダスは世界9カ国で行った「ランニング中の安全」に関する最新の調査結果と、変化に向けた意識啓発とアライシップ(支援)を呼びかけるフィルム『The Ridiculous Run』を発表。

また、女性や少女に対する暴力の抑止に取り組む非営利団体「White Ribbon」とのパートナーシップや、アディダスのグローバルランニングコミュニティ「adidas Runners」による継続的なイニシアチブ「With Women We Run」などの活動を通じて、ランニング文化を変革し、より安全でインクルーシブなスポーツ環境の実現を目指していくとのこと。

世界9 カ国で合計9,000 人のランナーに聞いた「ランニング中の安全」に関する調査

アディダスは、「ランニング中の安全」に関する経験と認識について、日本を含む世界9 カ国で合計9,000 人のランナーを対象にアンケート調査を実施した※注1。

その結果、調査に回答した女性ランナーの 92% がランニング中の自分の安全について懸念を感じていることが判明。

女性ランナーの69%が、不安解消のためにゆったりしたウェアを着用したり、自分を守ってくれそうな誰かと一緒にランニングしたりするなど、安全にランニングを行うために具体的な予防策を講じていると回答し、女性ランナーが直面している課題が浮き彫りとなった。

また、ランニング中に身体的な危害を受けることを恐れている男性ランナーは 28%であったのに対し、女性ランナーでは約2倍の51%に上る。

身体もしくは言葉でのハラスメントを実際に経験したことがある女性ランナーは38%で、そうした女性ランナーのうち半数以上が望まない注視(56%)、性差別発言または望まない性的注視(55%)、クラクションによる囃し立て(53%)、つきまとい(50%)を受けたことがあると回答した。

さらに、ハラスメント被害の経験がある人のうち、「強い不安を感じた」と回答した男性ランナーは 38%である一方、女性ランナーでは半数以上(53%)となり、男性ランナーよりも女性ランナーが心身の影響に苦しめられる傾向が現れている。

加えて、ハラスメント被害の結果、ランニングへの関心を失った男性ランナーは 33%であったのに対し、女性ランナーは 46% に上り、再び被害に遭うのではないかという不安な気持ちが強まっている男性ランナーは 30%、女性ランナーでは40%という結果に。

日本においては、「安全に走るために具体的な予防策を講じている」と回答した女性ランナーは63%に対し、男性ランナーは43%にとどまっている※注2。

不安を感じる理由として一番多く挙げられた回答は、暗い場所(56%)、続いて身体的なハラスメント(24%)、言葉でのハラスメント(15%)となった。

安全への責任に関する質問では、女性は「女性自身の責任である」という回答(24%)が最も多かった一方で、男性ランナーは女性の責任(19%)、自治体の責任(18%)と回答。

また、女性ランナーが安全に走ることができる環境をつくるためには、個人の姿勢が大事であるという理由から、男性に責任があると答えた男性ランナーは13%で、同じように答えた女性ランナー(10%)よりも多い結果となった。

※注1:アディダスの委託によりVitreous Worldによって実施された国際調査。回答者は日本、中国、アメリカ、イギリス、メキシコ、アラブ首長国連邦、フランス、ドイツ、韓国で 16 ~ 34 歳の年齢層に属する 9,000 人(女性自認 4,500 人、男性自認 4,500 人)。回答時期は 2022 年 12 月 17 日~ 2023 年 1 月 6 日。

※注2 :アディダスの委託によりVitreous Worldによって実施された国際調査。回答者は日本で 16 ~ 34 歳の年齢層に属する1,000 人(女性自認 500 人、男性自認 500 人)。回答時期は 2022 年 12 月 17 日~ 2023 年 1 月 6 日。

女性ランナーの現状を伝える『The Ridiculous Run』フィルム概要

女性が安心して走ることができるようになるには、考え方だけではなく、行動変革も必要であるということが調査結果から分かった。実際に、男性の 62% が問題を認識している一方で、その問題に対する責任が男性にあると考えている男性は18% にとどまっている。

本フィルムは、ランニングのたびに女性が直面している現実について、すべての人が認識を深め、アライシップについて学ぶきっかけとなるよう制作された。

イヤフォンの片耳着用から、ゆったりしたウェア選び、全力で守ってくれるチームのランナーやバイカー、車のエスコートに至るまで、ここまでしなければ女性が安心してランニングできる環境が作れないという「おかしな(Ridiculous)」現実を描き出すことで、この環境を変えてゆくためのサポートを呼びかける。

アディダスが取り組むスポーツの平等を目指した活動について

アディダスは、スポーツの平等を推進するため、いままでスポーツへのアクセスが難しかった人たちが参加できる可能性、公平性、安全性を提供することで、よりインクルーシブなスポーツの実現を目指している。

今回の調査およびフィルム『The Ridiculous Run』は、女性に対する暴力の抑止を目指し、男性の意識啓発活動に取り組んでいる非営利団体「White Ribbon」とのパートナーシップに基づき実施された。

この「White Ribbon」とのパートナーシップのもと、アディダスはランニング中の女性のハラスメントと安全性に関する男性の意識啓発を目的とした「アライシップ・プレイブック」を2022年に共同開発し、6ヵ国語で提供している。

また並行して、アディダスは現在 49 ヵ国 にて展開するグローバルランニングコミュニティ「adidas Runners」における長期的なイニシアチブ「With Women We Run」を継続しており、今後も女性に対する嫌がらせや暴力を終わらせ、より安全でインクルーシブなランニング文化づくりに貢献する取り組みを続けていくとのこと。

日本では4月より、ランニング中の安全をはじめとした女性ランナーが感じる様々な障壁や悩みにフォーカスしたランニングセッション「With Women We Run」を、「ADIDAS RUNNERS TOKYO」にて実施する。

セッションの詳細や参加方法は、adidas Runningアプリ内「近日開催予定のイベント」で4月上旬に公開される予定だ。

(C) 2023 adidas Japan K.K. adidas, the Performance Logo and the 3-Stripes mark are registered trademarks of adidas.

関連情報:https://adidas.com/withwomenwerun

構成/Ara

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年3月15日(金) 発売

DIME最新号はデザイン一新!大特集は「東京ディズニーリゾート&USJテーマパークの裏側」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。