最先端の技術を駆使してすべてを再設計した最新サウンドデバイス
ロンドンに拠点を置くコンシューマー・テクノロジー・ブランドのNothingから、ワイヤレスイヤホンNothing Ear (2)が発売された。
価格は22,800円(税込み)。先日よりNothing.tech(Nothing 公式サイト)数量限定で先行販売が開始されている。また3月30日からNothingのグローバルパートナーを通じて全国販売がスタート。全国発売に先立ち、3月28日より予約販売を受け付ける。
NothingのCEO兼共同創業者であるCarl Pei(カール・ペイ)氏は、今回のローンチに際して、次のようにコメントしている。
「エコシステムの第一弾であり、60万台以上を売り上げたEar (1)をさらに進化させたデバイスとしてEar (2)を皆さまにお披露目できることをうれしく思っています。この最新のワイヤレスイヤホンEar (2)は、最先端の技術を駆使してすべてを一から再設計した最新のサウンドデバイスです。究極のパーソナルリスニング体験を皆さまにお届けします」
そんなEar (2)の主な特徴は次のとおり。
レコーディングスタジオのような臨場感あふれるサウンドを体感
ハイレゾオーディオ認証を受けたEar (2)は、レコーディングスタジオにいるかのような臨場感あふれるサウンド体験が可能。LHDC 5.0コーデック技術を採用することで、音の細部まで業界トップの水準で楽しめる。
そのデータは最大24ビット/192kHzの周波数、最大1Mbpsの速度を誇る。
また、カスタムダイアフラムを採用した11.6mmダイナミックドライバーを搭載することで、音響性能の向上にも成功。同社によればポリウレタンとグラフェン素材を組み合わせて再設計したことで、より豊かな高音域と深く柔らかな低音域を得られたという。
さらに、独自のデュアルチャンバー設計により、より広い空間を確保し、スムーズなエアフローとよりクリアなサウンドを実現した。
再設計された素晴らしさ
Ear (2)は、よりパーソナルでシームレスなリスニング体験を提供し、ユーザーの日常的なニーズに応えていく。機能面ではデュアルコネクション、パーソナルサウンドプロファイル、そしてNothingの最も進んだクリアボイステクノロジーとアクティブノイズキャンセレーションを搭載している。
2つのデバイスに同時に接続、音楽再生と着信をシームレスに切り替える
Ear (2)は、2つのデバイスに同時に接続し、音楽再生と着信をシームレスに切り替えることができるデュアルコネクションを装備している。
例えば、PCで音楽を視聴中にスマートフォンに着信がある場合、Ear (2)が自動的に着信を知らせてくれる。ユーザーはイヤホンのプレスコントロールを使って簡単に電話に出ることができ、通話が終わるとイヤホンは自動的にPCでの音楽再生を再開する。
ヒアリングIDでパーソナルサウンドプロファイルを作成
Ear (2)は、ユーザーが自分のヒアリングIDでパーソナルサウンドプロファイルを作成することもできる。Nothing Xのアプリでヒアリングテストをすると、Ear (2)はユーザーの聴力に合わせてリアルタイムでイコライザーのレベルを調整、最適なリスニング体験を提供してくれる。
通話中のユーザーの声をリアルタイムで強調
クリアな通話を実現するために、Ear (2)はNothingの独自のクリアボイステクノロジーを搭載している。
各イヤホンに搭載された3つの高精細マイクと、2000万以上のサウンドサンプルをフィルタリングできるAIノイズリダクションアルゴリズムにより、Ear (2)はバックグラウンドノイズを除去し、通話中のユーザーの声をリアルタイムで強調することができる。
アクティブノイズキャンセリング
独自の最高のノイズキャンセリング技術を搭載したEar (2)は、最大40dBのノイズ低減を達成。
ユーザーの外耳道の形状に合わせた“パーソナライズド・アクティブ・ノイズ・キャンセレーション”と、環境に応じてノイズ低減レベルをリアルタイムで自動調整する“アダプティブ・モード”により、Ear (2)は最適なノイズキャンセリング体験を提供していく。
強化されたパフォーマンス
ANCをオフにした場合、充電ケースのフル充電で最大36時間の音楽再生が可能。急速充電では、10分の充電で最大8時間の再生が楽しめる。
また、Ear (2)は最大2.5Wのワイヤレス充電に対応しており、Nothing Phone (1)のように給電対応ができるデバイスでは、リバース充電にも対応する。
防水性は、Ear (2)本体がIP54、充電ケースがIP55。安心して、日常生活で使用できる仕様になっている。
Ear (2)は、より快適で正確なユーザーエクスペリエンスのために、装着時や使用時の不快感を避けるため、プレスコントロールを採用。
プレス操作することで、曲のスキップやノイズキャンセリングモードの切り替え、音量調整なども可能だ。Ear (2)のすべてをワンストップで提供するNothing Xアプリを使用することで、個々のニーズに合わせた更なるカスタマイズをすることができる。
クイックコネクション
Ear (2)は、Android端末のGoogle Fast Pair、Windows端末のMicrosoft Swift Pairに対応している。ゲームモードでPhone (1)に接続すると、イヤホンは自動的にLow Lag Modeをオンにし、ゲーム体験が向上。
Phone (1)以外のユーザーは、Nothing XアプリでLow Lag Modeを手動で操作する必要がある。
構成/清水眞希