住居の購入や建築時に必要な住宅ローン。様々な借入先がある中で、注目度や満足度が高い銀行は、いったいどこになるのだろうか?
住宅ローン比較サービス「モゲチェック」を運営するMFSはこのほど、モゲチェックユーザーを対象にアンケートを実施し、その集計結果を「ユーザーが選ぶ本当に良い住宅ローンランキング2023」として発表した。
ランキングは注目度、人気、金利満足度、団信満足度、諸費用満足度、手続き満足度、顧客対応満足度の7つの指標で実施している。
注目度、人気、金利満足度、団信満足度、諸費用満足度、手続き満足度、顧客対応満足度、それぞれの1位は?
注目度(モゲチェックから銀行サイトへの遷移数)において、1位は「auじぶん銀行」となった。au金利優遇割によって変動金利が0.289%となるため、その金利水準に惹かれて銀行サイトに遷移するユーザーが多かったものと思われる。2位と3位はメガバンクとなり、高い知名度がユーザーを多くひきつけているものと考えられる。
人気(事前審査申込数)においても、1位は「auじぶん銀行」となった。au金利優遇割によって変動金利が0.289%となるため、審査申し込みをしたユーザーが多かったものと思われる。
2位は「みずほ銀行」で、メガバンクの知名度に加え、AI事前診断が手間なく申し込めるため、数多くの審査申込数を集めたものと考えられる。3位は「PayPay銀行」で、金利キャンペーンがユーザーに好評だったと考えられる。
金利満足度では、僅差で「SBI新生銀行」が1位となった。0.32%(新規借入)の金利キャンペーンが高く評価されているものと思われる。ユーザーからも「携帯や電気契約の条件がなくとも低金利だから」「キャンペーン適用で0.32%とかなり低いため」と評価する声が多かった。
「auじぶん銀行」も同様、「優遇金利で更に引き下げもあり、がん100%団信をつけてもかなり低金利なので」「業界最安クラスでした」など、満足度の高い声が多い。
団信(団体信用生命保険)満足度では、「auじぶん銀行」が1位となった。がん50%保障や全疾病が無料付帯することが評価されていると考えられる。「がん50%団信が無料なのが良い」「カバーされる範囲が広いのが安心感につながった。」「無料の中では最も保障範囲が広い」との声があった。
SBIマネープラザで販売されている「住信SBIネット銀行」の商品は、40歳未満でがん50%保障が無料付帯し、3大疾病に+0.2%で加入できるなど団信に注力している。「団信の上乗せ金利が低い」「必要な保障を選べるから」との声があった。
諸費用満足度では、「SBI新生銀行」が1位となった。諸費用を抑えた変動金利(半年型)タイプの商品があり、期間限定で事務取扱手数料が0円となっている点が評価されていると思われる。「キャンペーンで安く抑えられていた。」「キャンペーンで手数料無料であったため」との声があった。
手続き満足度では、「PayPay銀行」が1位となった。スマホ対応した審査申込み手続きが好評のようだ。「全て資料をアップロードできたため、非常に簡単に手続きできた」「電話とメッセージで担当者とやりとり出来て履歴で確認も取りやすい」「対面で出向くよりもだいぶ楽」と高く評価する声が多かった。
「auじぶん銀行」は「コールセンターが丁寧」、ソニー銀行は「担当がつくため、各ステップで案内があり迷うことがなかった」とフォロー体制の充実を支持する声が多かった。
顧客対応満足度では、「SBI新生銀行」が1位となった。「レスポンスが良い」「問題なく、ストレスなく進められた。電話越しだったが不安点は全て解消してくれた。」「丁寧で英語も話せたので、良かったです。」と満足度の高い声が多かった。
2位の「三井住友銀行」は「対面だったので丁寧に説明をしてもらえたため」「事前審査から本審査まで担当者がつき、電話とチャットで頻繁やりとりが可能で、複数申し込んだ銀行の中でも最も親切かつ丁寧な対応だった。」などの声が多数。3位の「ソニー銀行」も「質問への回答が的確。電話もメールも返信が早く、大変有り難く安心感があった。ソニー銀行にして良かったと思った。」と評価する声があった。
※注目度と人気については、モゲチェックを2022年1月1日〜2023年2月18日の間に利用したユーザーに対し、モゲチェックでのサイト回遊状況や銀行審査申込数を踏まえて分析。それ以外の指標については、モゲチェックを2022年1月1日〜2023年2月18日の間に利用したユーザーに対して2023年2月18日〜20日にウェブアンケート(結果受領906名)を実施し、銀行の満足度(5段階)とその理由を確認。
構成/こじへい