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父親の育児参加意向、育休利用者は前年より増加し休暇取得日数も長期化の傾向

2023.03.19

子育てがしにくいと言われる日本社会。では実際のところ、乳幼児をもつ母親・父親は、子育てをとりまく今の社会状況について、どんな思いを抱いているのだろうか?

ベネッセコーポレーションが展開する妊娠・出産・育児ブランド「たまひよ」はこのほど、2022年秋に全国の乳幼児をもつ母親約1,600人と父親約400人を対象に、産前産後での父母の意識や、父親の育休取得を含む育児環境や育児への関わりかたに関する調査を実施し、その結果を「たまひよ妊娠・出産白書2023」として発表した。

父母共に子育てに充実感や楽しさは感じる一方、「出産・育児がしにくい」と思う母親は前年より増加

子育てを「充実していると思う」「楽しい・幸せを感じる」母親は約9割で、父親も8割を超えていた。

「日本の社会は、子どもを産み育てやすい社会だと思うか」という問いについて、母親では「あまり+全くそう思わない」が昨年から約10ポイント増加し約7割となった。父親は「あまり+全くそう思わない」が約5割で、前年と比べ大きな変化はなかった。

「出産・育児がしにくいと思う理由」については、父母ともにトップが「経済的・金銭的な負担が大きいから」で8~9割を占めた。

昨年と比較して、母親は「経済的・金銭的な負担が大きいから」「将来の社会への不安が大きいから」が増加、父親では「社会の理解や支援」「職場の理解や支援」の不足が増加している。

父親の育児参加意向、育児休業制度利用者は前年より増加し、休暇取得日数も長くなる傾向

「男性の育児参加意向」を調べたところ、昨年から増加し、9割弱で多数を占めていた。

父親が出産・育児のために取得した休暇日数は、「出産前後に2~3日」が約2割と最も高いものの、昨年からは減少している。

昨年と比べると「2週間~1カ月未満」「1カ月~3カ月未満」が増加しており、育児休業制度などが徐々に浸透傾向にあることが考えられる。

有給休暇を利用した人が減少し、育児休業制度を利用した人は昨年から約17ポイント増加し約4割。なお「出産や産前産後のための休みはとっていない」人も昨年からやや増加した。

育児休業制度を利用しない理由としては、「仕事の代替要員がいない」が最も高い。

そのほか「職場の雰囲気が休みにくい」「職場に前例がない」「経済的な不安」なども上位にあがり、職場環境、経済的な不安が育休取得の壁となっているようだ。

「父親の育児休業制度利用促進への必要条件/要件は何だと思うか」と尋ねたところ、母親の大きな傾向は一昨年・昨年から変化なく、「休みやすい職場の体制・雰囲気づくり」「育休中の収入補償」が高かった。

「昇進や昇給などにひびかない評価制度」は昨年から減少。父親の育休制度利用促進への必要条件/要件は母親と同様の傾向だった。

<調査概要>
・調査期間2022年10月7日~28日
・調査方法WEB調査
・調査対象者全国の生後0カ月~1才6カ月の子どもをもつ母親・父親(『たまごクラブ』『ひよこクラブ』
購読経験者)
・有効回答数2,062人(母親1,649人・父親413人)
・調査内容産前産後での父母の意識や、父親の育休取得を含む育児環境や育児への関わりかた等

出典元:たまひよ妊娠・出産白書2023(株式会社ベネッセコーポレーション)

構成/こじへい

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