最近、急激な電気料金の高騰が家計を直撃している。
電力会社大手は4月以降の値上げを予定しており、ますます省エネ対策が重要になりそうだ。
そこで、この記事では家電の中でも電気料金が高くなりやすい冷蔵庫とエアコンに着目!大手家電量販店・ビックカメラの新宿西口店にお邪魔し、省エネやコスパ重視での最新家電のトレンドを取材した。
※記事内に登場する価格・年間電気代目安は全て2023年3月時点のもの
光熱費の値上げラッシュで認知度拡大!統一省エネラベルが購入の目安に!
今回お話を伺ったのは、ビックカメラの新宿西口店で家電コーナーを担当する重井拓夢さん。
「最近は、電気代を気にされて、統一省エネラベルの星の数が多い商品の購入を希望されるお客様が増えております。店頭でも、省エネ性能が高いモデルの引き合いは強いと感じます。
以前は、このラベルの存在自体あまり知られていなかったのですが、最近は事前に調べてからご来店されるお客様も多く、冷蔵庫などは、『この容量で、この電気代は安い方なの?』などと質問されるお客様もいらしゃいます」
大容量タイプの方が実は省エネ性能が高い!?ビックカメラで売れ筋の冷蔵庫
重井さんに、実際の店頭での冷蔵庫の売れ筋を伺った。
1.R-HWC49T-W(日立)価格338,800円 年間電気代目安 約7,450円
R-HWC49T-W[6ドア /観音開きタイプ /485L]年間電気代目安 約7,450円
「イメージ的に、冷蔵庫は容量が大きいものの方が電気代が高い、と思われがちなのですが、実はファミリー向けの方が省エネ性能や機能面が充実しているものが多いです。そのため、購入価格は高くとも、容量の大きいものの方がかえって年間電気代が安いこともあります。
R-HWC49T-Wは、引っ越し先で扉の向きや壁の位置などを気にしなくてすむのが観音開き(フレンチドア)タイプ。省エネ性能がよく、485Lで年間電気代目安は約7,450円。
機能面では、冷蔵室全段のどこに置いても鮮度が長持ちする「まるごとチルド」が最大の特徴です。温かい料理を入れると重点的に冷やしてくれたり、自動で食品に適した温度管理ができたりする機能で、ラップなしで乾燥や変色を抑えられてとても人気があります。」
2.MR-MB45J-W(三菱電機)価格330,000円 年間電気代目安 約6,780円
MR-MB45J-W[5ドア/右開きタイプ/451L]年間電気代目安 約6,780円
「三菱電機の冷蔵庫は比較的電気料金が安い傾向がありますが、これは特に451Lの大容量で年間電気代目安が約6,780円と、省エネ性能がとても良い点が魅力です。
実際、360 Lクラスの容量で、こちらの機種より年間電気代目安が高くなるものもあり、高性能かつ横幅60cmのスリムなサイズ感と、それでいて大容量な点が人気です。」
全室独立構造で冷気が逃げないのも省エネのポイント
MR-MB45J-Wは、お肉や野菜の鮮度をしっかり保つ「氷点下ストッカーD A.I.」や、肉や魚を解凍なしですぐに使える「切れちゃう瞬冷凍A.I.」など、A.I.を使った便利機能と野菜室が真ん中な点もポイントだ。
「この機種は、カップルやDINKsはもちろん、自炊される1人暮らし男性にも人気ですね。買いだめする場合、容量が大きいに越したことはないですし、実は冷蔵庫に隙間なく食材が詰まっていると、冷却に余計なパワーを使って電気代が上がってしまうので、冷蔵庫選びの際に少し容量に余裕があるタイプを選ぶ、というのもありだと思います。」
また重井さんは、冷蔵庫は“選び方”だけでなく“使い方”によっても省エネできるという。
「冷蔵庫とは逆に、冷凍庫は食品を隙間なく入れた方が、隣の食品が保冷剤がわりになって冷やせるので節約になります。冷蔵庫も冷凍庫も冷やす際に一番パワーを使うので、食材の入れ方や量をコントロールするだけで省エネになります。
また、温度帯の設定を冬場は弱にしておくとか、そういう日々のちょっとした工夫も省エネに繋がります。」
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