慶應義塾大学
主な支援内容
2016年より「健康医療ベンチャー大賞」を主催するなど、優れたアイデアをサポート。2022年に「慶應義塾大学関連スタートアップ制度」を始動。
iPS細胞を活用した心筋再生医療を牽引 Heartseed(ハートシード)
【医療】
iPS細胞を使った心筋の再生医療の開発を行なう。移植した再生心筋がポンプ機能を直接的に高めることが期待され、2021年までに累計82億円を資金調達したほか、大手製薬企業ノボ ノルディスク社とベンチャー史上最大の約800億円のライセンス契約を締結。世界展開を狙う。
2021年までに累計82億円を資金調達
同社社長は慶應大医学部教授も務める心筋再生医療の第一人者で、数々の世界初の技術を開発した人物。新たなロールモデルを切り開く。
新規性/★★☆ 将来性/★★★ インパクト/★★★
BMI技術で脳卒中患者のQOL向上に貢献 LIFESCAPES(ライフスケープス)
【ヘルスケア】
BMI技術を応用し、リハビリテーション機械を開発。傷ついた脳部位を迂回する神経活動をヘッドセットで検出し、麻痺した手指に装着した電動装具を動かすことで、脳と手指をつなぐ代償回路の活性化を促す。
実用化できれば国内初
同社代表はBMI研究分野の世界的トップランナー。技術力が高く評価され、医療業界からも複数の企業が出資。
新規性/★★☆ 将来性/★★☆ インパクト/★★★
触感のあるロボットで人手不足の解消に寄与 モーションリブ
【ロボティクス】
モノの触感を判断しながら力加減を調整する「リアルハプティクス®」という慶應義塾大学の研究成果を活用。そのアルゴリズムを実装したICチップや応用技術を提供している。
すでに多くの企業が採用
力と位置を繊細かつ同時にコントロールできる技術が唯一無二。大林組や日鉄エンジニアリングも採用する。
新規性/★★☆ 将来性/★★★ インパクト/★★☆
DIME4月号の特集は「最強のスタートアップ100」「家電の未来予報」
日本におけるスタートアップが変革期を迎えつつある。メルカリ、ビズリーチ、ラクスル、BASEなど、急成長を遂げたこれらの企業に続くのはどこか。投資を目的に、協業を念頭に、転職先探しに、各分野で注目される企業など最前線を紹介する。