スマホ旅行代理店、新しい宿泊体験、非対面で免税販売、投資のプロが注目する旅行・インバウンド系スタートアップ3選

海外旅行予約サービス「令和トラベル」

設立／2021年4月5日　資本金／23億円　従業員数／43名

すべての旅行予約がこれで完結するありそうでなかったサービス（投資家・有安さん）

旅行代理店の店頭に行ったり、航空券とホテルを別々のアプリを使って最安値を検索して予約するのはもう古い。「スマホだけでワンストップでスマートに海外旅行を予約できるのが、同社が運営するアプリ『NEWT』。コロナ禍でマーケットがリセットされ、旅行業界が再構築・再定義される今、ユーザー体験を重視した〝スマホ旅行代理店〟に大注目」（有安さん）

すべてが洗練された予約システム

〈DIMEの読み〉最低価格保証がうれしい。アプリひとつで弾丸から五つ星ホテルに泊まるツアーまで簡単に予約できる。〝スマホにオールインワン〟が、今後旅行業界の第1選択肢となるかも。

新規性／★☆☆　将来性／★★★　インパクト／★★☆

訪日外国人旅行者向け観光プラットフォームサービスを展開「WAmazing（ワメイジング）」

設立／2016年7月　資本金／2億8729万円　従業員数／168名

時代感を捉えている。（シニフィアン・朝倉さん）

訪日外国人旅行者向けの観光プラットフォームサービスを展開する。そのひとつが、オンラインで購入予約した日本の商品を空港や駅などで受け取れるサービス。「旅行者は手ぶらで観光でき、商品の免税手続きを1回に集約できる。観光業の人手不足をDXで解消し、地域のインバウンド消費を拡大させるという利点もあります」（朝倉さん）

非対面での免税販売が可能に

日本国内の空港や駅などにある専用自動販売機で免税手続き、決済を行なうと購入商品が受け取れる。非対面・非接触で安心。

〈DIMEの読み〉2023年以降、訪日外国人の増加やインバウンド市場の活性化が見込まれる。訪日外国人、日本の観光事業者双方に価値をもたらすため、同社サービスの需要が高まるのは間違いない。

新規性／★★☆　将来性／★★☆　インパクト／★★☆

※資本金、従業員数は2023年2月調査時の数字です。

取材・文／藤村はるな

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