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一度断られたくらいであきめるのは早い!再チャレンジしたい時に成功率を上げる方法

2023.05.30PR

コピーライターとして、テレビやラジオのCMをつくったり、企業のブランディングを手掛けてきたコピーライターの川上徹也さんはうまく伝わらないのは、あなたの考えが間違っているからではなく、伝え方次第で、生じることのなかった誤解やすれ違いをなくすことができる、人はもっとわかり合うことができると言います。川上さんがハーバードやスタンフォードなど世界中の研究から、日常に取り入れやすいものを選んでまとめた伝え方の法則を、著書「面倒なお願いでも、気持ちよく相手に届く伝え方は?人を動かす伝え方50の法則」から一部抜粋・再構成してお届けします。

「別の手段」でもう一度お願いする

相手に何かを依頼するとき、一度でイエスをもらえないことなんて山ほどあります。しかしたいていの人は、そこで諦めてしまいます。でも一度断られても諦めずにもう一度お願いすると、意外と承諾されるものです。

ドイツ・グライフスヴァルト大学のレナー教授は、中年男性約600名を対象に、偽の健康診断結果を信じるかどうかの実験をしました。健康診断は2回行われ、数値が適当に振られました。ちなみにAグループの被験者には1回目と2回目をほぼ同じ数値で、Bグループの被験者には2回目はまったく別の数値を報告しました。

するとどうでしょう。Aグループの被験者の多くは「この検査は信用できる」と答えました。逆にBグループの被験者の多くは「あまり信用できない」と答えました。つまり、デタラメな数値であっても、二度繰り返されると多くの人は信用するとともに、承認してしまうのです。

一度のお願いで聞いてもらえないときは、別の手段でもう一度お願いするというのは、意外とおすすめの方法です。たとえば対面での依頼で断られたとしたら次はメールで。メールで依頼して断られたら電話で、という具合です。

事実、テキサス大学オースティン校のケリー・ステファンズ博士らは、異なる手段で再度お願いすることで、依頼の承諾確率が上がることを実験で証明しました。148名の大学生を対象に「大学の就職支援サービスへの参加」のお願いをする実験をしたところ、対面で1回だけお願いするよりも、少し間をあけてメールで同じお願いをしたほうが、承諾の割合が上がることがわかったのです。

人は一度断られると、すぐ諦めてしまうものです。ですが、想像してみてください。一度断ったとき、相手が簡単に諦めたら自分がどう思うかを。もしかしたら相手はもう一押ししてくれるのを待っているかもしれません。

たとえば対面や電話で断られたら、手段を変えて、メールやLINEでお願いしてみるのはいかがでしょうか。そんなふうに別の手段でトライすると、成功確率が上がることがあるのです。

とはいえ、相手にしつこいと思われて嫌われてしまっては元も子もありません。そのあたりは節度をわきまえながら、引き際も見極めるようにしましょう。

【まとめ】
一度断られたくらいで諦めるのは早い! 違う方法で伝えてみよう

☆ ☆ ☆

「最新の知見」や「新しい視点」のヒントが詰まった「面倒なお願いでも、気持ちよく相手に届く伝え方は?人を動かす伝え方50の法則」。やみくもに大きな声で叫んでも、伝わらない。相手に伝わるからこそ対話は成り立ちますし、そうでなければただのひとりごとになってしまいます。どうにかして、この気づきをわかりやすく役に立つ形で伝えられないかというところからこの本の制作は始まったそうです。伝え方を工夫することで、相手とのコミュニケーションがうまくいく可能性があるなら、手に取って学んでみる価値は十分あるのではと思います。

面倒なお願いでも、気持ちよく相手に届く伝え方は?人を動かす伝え方50の法則
著者/川上徹也
発行/株式会社アスコム

川上徹也
湘南ストーリーブランディング研究所 代表/コピーライター
大学時代、霊長類学や社会心理学の研究に没頭。世界中の論文との出会いを求めて図書館に通いつめ、狭いアパートの部屋を学術論文のコピーでいっぱいにして暮らす。「人の心を動かす」仕事に興味を持って、広告代理店に入社。大阪支社で暗黒の営業局時代を経て、29 歳で転局しCMプランナーに。しかしそこでも芽が出ず、会社を辞め何のあてもなく上京。フリーランスという名のフリーターをしながら通った広告学校の講師から、コピーライターとしての才能を見いだされ、TCC 新人賞を受賞。その後、フジサンケイグループ広告大賞制作者賞、広告電通賞、ACC賞などを多数受賞する。現在は、ブランドの魅力を物語にして伝える「ストーリーブランディング」という手法を確立し、企業や団体のマーケティング・アドバイザーとして活動。ジャンルの垣根を越えて、様々なものの魅力を伝え続けている。『物を売るバカ』『1行バカ売れ』( 角川新書)、『ザ・殺し文句』(新潮新書)など著書多数。海外へも広く翻訳されている。

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