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面倒なお願いごとでも相手に気持ちよく届く伝え方

2023.05.13PR

コピーライターとして、テレビやラジオのCMをつくったり、企業のブランディングを手掛けてきたコピーライターの川上徹也さんはうまく伝わらないのは、あなたの考えが間違っているからではなく、伝え方次第で、生じることのなかった誤解やすれ違いをなくすことができる、人はもっとわかり合うことができると言います。川上さんがハーバードやスタンフォードなど世界中の研究から、日常に取り入れやすいものを選んでまとめた伝え方の法則を、著書「面倒なお願いでも、気持ちよく相手に届く伝え方は?人を動かす伝え方50の法則」から一部抜粋・再構成してお届けします。

重要な部分を強調する

たとえば会議で資料として配られる文章、あなたはどれだけ真剣に読んでいますか? 斜め読みする方が多いのではないでしょうか? ただでさえ読みづらいビジネス文章であればなおさらです。結果として重要なことが伝わっていないことが往々にしてあります。

だとしたら、あなたが文章を配って読んでもらう側の立場になったとき、少なくとも重要な部分だけでも伝わるように工夫する必要があります。

では、どうすれば重要な部分が相手に伝わるようになるでしょう? 

グラスゴー大学のアンソニー・サンフォード博士らは、文章中、イタリック体(斜体)で書かれた単語は、そうでない単語より読み手の注意をひくことを明らかにしました。

つまり、通常の書体と変えて目印をつけておくことで、その部分が重要であることを他人に認識させやすくなるということです。

これについては斜体だけでなく、たとえば次のような方法もありそうです。

「ラインをひく」

「マーカーを使う」

「太字にする」

「大きくする」

「枠で囲む」

あるいはあえて、一度書いたものを取り消すことによって強調する、という手段もあります。

「一度書いたものを削除」

こうした工夫をすることで、どこが重要かが一目でわかり、読み手の負担は大きく減ります。

このように、重要な部分は一目でわかるように目印をつけるようにしてみてください。そうすることで、読み手の認知はとても容易になるはずです。本書でもそのような工夫をしています。

文章力に自信がない人こそ、あえて強調テクニックを使ってみるのが効果的です。それだけで、相手に伝わる具合は格段に違ってくることでしょう。

【まとめ】
わかりやすく強調することで、要点が伝わる表現に早変わり

☆ ☆ ☆

「最新の知見」や「新しい視点」のヒントが詰まった「面倒なお願いでも、気持ちよく相手に届く伝え方は?人を動かす伝え方50の法則」。やみくもに大きな声で叫んでも、伝わらない。相手に伝わるからこそ対話は成り立ちますし、そうでなければただのひとりごとになってしまいます。どうにかして、この気づきをわかりやすく役に立つ形で伝えられないかというところからこの本の制作は始まったそうです。伝え方を工夫することで、相手とのコミュニケーションがうまくいく可能性があるなら、手に取って学んでみる価値は十分あるのではと思います。

面倒なお願いでも、気持ちよく相手に届く伝え方は?人を動かす伝え方50の法則
著者/川上徹也
発行/株式会社アスコム

川上徹也
湘南ストーリーブランディング研究所 代表/コピーライター
大学時代、霊長類学や社会心理学の研究に没頭。世界中の論文との出会いを求めて図書館に通いつめ、狭いアパートの部屋を学術論文のコピーでいっぱいにして暮らす。「人の心を動かす」仕事に興味を持って、広告代理店に入社。大阪支社で暗黒の営業局時代を経て、29 歳で転局しCMプランナーに。しかしそこでも芽が出ず、会社を辞め何のあてもなく上京。フリーランスという名のフリーターをしながら通った広告学校の講師から、コピーライターとしての才能を見いだされ、TCC 新人賞を受賞。その後、フジサンケイグループ広告大賞制作者賞、広告電通賞、ACC賞などを多数受賞する。現在は、ブランドの魅力を物語にして伝える「ストーリーブランディング」という手法を確立し、企業や団体のマーケティング・アドバイザーとして活動。ジャンルの垣根を越えて、様々なものの魅力を伝え続けている。『物を売るバカ』『1行バカ売れ』( 角川新書)、『ザ・殺し文句』(新潮新書)など著書多数。海外へも広く翻訳されている。

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