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文章で相手の心をつかむために必要な「ストーリーの黄金律」とは?

2023.04.25PR

コピーライターとして、テレビやラジオのCMをつくったり、企業のブランディングを手掛けてきたコピーライターの川上徹也さんはうまく伝わらないのは、あなたの考えが間違っているからではなく、伝え方次第で、生じることのなかった誤解やすれ違いをなくすことができる、人はもっとわかり合うことができると言います。川上さんがハーバードやスタンフォードなど世界中の研究から、日常に取り入れやすいものを選んでまとめた伝え方の法則を、著書「面倒なお願いでも、気持ちよく相手に届く伝え方は?人を動かす伝え方50の法則」から一部抜粋・再構成してお届けします。

「ストーリーの黄金律」で感動のツボを押す

文章で相手の感情を揺さぶりたいなら、「ストーリー」で伝えることほど効果的なやり方はありません。

人間は、「ストーリー」が大好きな生き物です。小説、映画、ドラマ、マンガ、アニメ、ゲームなど、人の心を動かすコンテンツの多くは「ストーリー」でできています。

なぜ、人間がこんなにも「ストーリー」が好きなのかは正確にはわかっていません。でも、私たちは確実に「ストーリー」に心を揺さぶられてしまいます。

「ストーリー」で伝えることは、普段のプレゼンテーションやマーケティング、リーダーシップ、イノベーションなど、あらゆるものが「心揺さぶられるコンテンツ」になる、すごい方法なのです。

プリンストン大学の神経学者ウリ・ハッソンらは、fMRI(機能的磁気共鳴画像装置)を使って、「音」「単語」「文章」「ストーリー」などを聞いたときの脳の変化を調査しました。

その結果、「ストーリー」が語られたときが一番、脳の全分野での活動が活発になることがわかったのです。また、話し手と聞き手全員の聴覚分野の脳波がストーリーとシンクロして上下する(脳と脳のカップリングを引き起こす)こともわかりました。

なかでも、人の感情を大きく揺さぶる「ストーリー」には、法則があります。

この法則を私は「ストーリーの黄金律」と名づけました。

【ストーリーの黄金律】
①何かが欠落した、もしくは欠落させられた主人公が、
②なんとしてもやりとげようと遠く険しい目標・ゴールを目指して
③数多くの障害・葛藤・敵対するものに立ち向かっていく

この法則は、多くの小説、映画、ドラマ、マンガなどのフィクション、ノンフィクション、ドキュメンタリーをはじめ、歴史を大きく動かしたスピーチなどにも当てはまります。

いわば、人類共通の感動のツボ。あなたの文章で人の心を動かしたいと思ったときは、ぜひ、心にとめておくといいでしょう。

【まとめ】
「ストーリー」が伝わる文章には、感情移入して引き込まれてしまう

☆ ☆ ☆

「最新の知見」や「新しい視点」のヒントが詰まった「面倒なお願いでも、気持ちよく相手に届く伝え方は?人を動かす伝え方50の法則」。やみくもに大きな声で叫んでも、伝わらない。相手に伝わるからこそ対話は成り立ちますし、そうでなければただのひとりごとになってしまいます。どうにかして、この気づきをわかりやすく役に立つ形で伝えられないかというところからこの本の制作は始まったそうです。伝え方を工夫することで、相手とのコミュニケーションがうまくいく可能性があるなら、手に取って学んでみる価値は十分あるのではと思います。

面倒なお願いでも、気持ちよく相手に届く伝え方は?人を動かす伝え方50の法則
著者/川上徹也
発行/株式会社アスコム

川上徹也
湘南ストーリーブランディング研究所 代表/コピーライター
大学時代、霊長類学や社会心理学の研究に没頭。世界中の論文との出会いを求めて図書館に通いつめ、狭いアパートの部屋を学術論文のコピーでいっぱいにして暮らす。「人の心を動かす」仕事に興味を持って、広告代理店に入社。大阪支社で暗黒の営業局時代を経て、29 歳で転局しCMプランナーに。しかしそこでも芽が出ず、会社を辞め何のあてもなく上京。フリーランスという名のフリーターをしながら通った広告学校の講師から、コピーライターとしての才能を見いだされ、TCC 新人賞を受賞。その後、フジサンケイグループ広告大賞制作者賞、広告電通賞、ACC賞などを多数受賞する。現在は、ブランドの魅力を物語にして伝える「ストーリーブランディング」という手法を確立し、企業や団体のマーケティング・アドバイザーとして活動。ジャンルの垣根を越えて、様々なものの魅力を伝え続けている。『物を売るバカ』『1行バカ売れ』( 角川新書)、『ザ・殺し文句』(新潮新書)など著書多数。海外へも広く翻訳されている。

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