2022年7月に厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」改定を発表し、副業を認める企業も増加傾向にある。
さらに、老後2000万円問題や昨今の物価高騰など、将来に不安を抱かざるを得ない状況の下において、副業・兼業に着手する人はますます増えていくに違いない。
そんな中、ライボはこのほど、社会人男女336名を対象に「副業・兼業の実態調査」を実施し、その結果を発表した。
社会人の22.6%が「現在副業をしている」と回答
「現在副業・兼業をしているか」と質問したところ、全体の22.6%が「している」と回答し、「していない」と回答した人は77.4%となった。
年代別でみると、最も副業・兼業をしている年代は40代で31.7%となり、以下、50代(22.4%)、30代(20.7%)、20代(14.6%)と続いた。
85.5%の人が「今後副業を始めたい」と回答
「今後副業・兼業をしたいと思っているか」と質問したところ、「したいと思う」と回答した人は55.1%、「どちらかといえばしたいと思う」と回答した人は30.4%となり、合計85.5%が今後副業・兼業をしたいと思っているとわかった。
年代別にみると、「したいと思う」と「どちらかといえばしたいと思う」を合わせた回答が最も多かったのは、40代で87.5%となった。以下、30代で86.2%、50代で83.6%、20代で83.4%という結果になった。
副業・兼業している人は年々増加傾向に
現在副業・兼業をしていると回答した76人に、2018年〜2022年の間で、副業・兼業をしている機関について尋ねると、2018年が35.5%、2019年が46.1%、2020年が50.0%、2021年が63.2%、2022年が72.4%となり、毎年増加傾向にあることがわかった。
今年(2023年)の内に副業・兼業を始めようと思っているかと聞くと、「始めようと思う」と回答した人が35.4%で、「どちらかといえば始めようと思う」と回答した人が30.4%となり、合計65.8%が今年副業・兼業を始めようと思っていることがわかった。