SNS投稿用画像のつくり方
Adobe Expressを使ってSNSの投稿用画像を制作する手順を、アトオシとデザイン氏にレクチャーしてもらった。
●お店のオープンを知らせるInstagram投稿用の画像制作例
1.キーワードで検索をする
画像出典:https://www.youtube.com/watch?v=uV_q3yd6CZI(以下、同)
今回は「オープン」というキーワードで検索。オープンに関係するテンプレートが並ぶ。
2.テンプレートを選ぶ
続いて、テンプレートのカテゴリを絞る。「Instagram投稿用」というカテゴリがあるので、クリックするとInstagram投稿用に適したテンプレートだけが絞られる。
最適なテンプレートを選択し、それをもとに写真やフォント、テキストを変えたりしてつくっていく。
3.編集画面で編集する
編集画面では、写真やテキスト、フォント、配色などの変更を行ったり、各画像やテキストのサイズを調整したりすることができる。
4.画像の書き出し
完成したら、画像を書き出す。
Adobe Expressで制作物をつくるコツ
Adobe Expressで制作物をつくる際のコツについて、アトオシとデザイン氏は次のように話す。
「仕事でつくる人も、趣味でつくる人もいるかと思いますが、楽しいデザインをつくるためには、次の3つを押さえておくといいと思います」
1.まず自分でつくってみよう・体感しよう
「デザインの楽しさを知るためには、まず自分でつくってみることが大事です。Adobe Expressはハードルが良い意味で低いので、“つくってみよう”という気持ちが生まれやすいと思います」
2.つくったら、人に見せて反応を知ろう
「つくったら、自分の中で完結するのではなくて、人に見せて反応知りましょう」
3.デザイン表現の前に、あなたが「伝えたいこと・知ってもらいたいこと」=「本心の意志を持つ」ことが大事
「キレイやかっこいい表現をするのではなく、目的ありきだと考えています。あなたが伝えたいこと、あなたがして欲しいこと、その本心の意志を先に持った上で、『これが伝わるには、これをしてもらうためには、こういう表現が大事だよね』と進めていきます。大もとの『何をして欲しいか』というところの意志をしっかり持った上でデザインをつくると、より良いデザインができるのではないでしょうか」
デザイン制作物をつくってみたいけれど、ハードルが高いと感じていた人は、ぜひAdobe Expressから着手してみてはいかがだろうか。
【取材協力】
アトオシとデザイン氏
グラフィックデザイナー。グッドデザイン賞受賞。個人や中小企業にむけ、ロゴデザインとブランディング仕事を行う。また、「“デザイナーではない人”にデザインを伝える」コンテンツを日々発信している。著書「[新版] デザイナーになる! MdN」など。
アトオシ「ロゴデザイン・ブランディング」制作事例サイト
「グラフィックデザインのコツ」がわかるチャンネル
【参考】
YouTubeチャンネル「アトオシとデザイン」
無料デザインのソフト、Adobe Express。プロのすべての手順。つくりかた。メイキング、操作のコツ。ロゴ、バナー、サムネイル。名刺、メニュー表。
アドビ「街の広作室 in 大熊町」の写真:及川裕喜
取材・文/石原亜香利