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初心者でも簡単に使える!アドビの無料アプリ「Adobe Express」でSNS投稿用の画像を作る方法

2023.03.16

アドビの無料アプリ「Adobe Express」は、SNSやチラシなど身近なクリエイティブを手軽に制作できる便利なツールだ。アドビが近年、地域活性化を目的に各地でワークショップを開催し、アプリの使い方をレクチャーして回っている。

果たしてどんなことができるのか? 誰でも手軽に使えるこのアプリ、ぜひ使い方の初歩を確認しておこう。

デザインの力で福島県大熊町の復興を支援
アドビが地域活性化を目的に「Adobe Express」のワークショップを開催

近年、アドビは「デジタルを通じた地域の活性化」を目的に日本の各地を巡り、さまざまなワークショップを開催している。2023年2月には、福島県大熊町で開催した。その名も「街の広作室 in 大熊町」。デザインの力を持って大熊町の魅力を発信し、復興支援に繋がる活動となることが目的だ。

今年で震災から12年が経ち、大熊町は2022年6月に特定復興再生拠点区域の避難指示が2022年解除され、企業、住民の誘致は始まったばかりだ。今回のワークショップ開催の場所はビジネスの復興拠点として開所された「大熊町インキュベーションセンター」であり、大熊町はそこを拠点に、新たな街づくりや町民の帰還、移住者の受け入れを活発に行っている。そこで、町内企業のチラシやイベント告知などを、町内外への発信力強化が求められる機会が増え、今回のアドビとのワークショップ開催に至った。

「街の広作室 in 大熊町」の様子

「SNSやチラシ・メニューといったクリエイティブの制作にさく時間や予算がない」、「画像のつくり方がわからない」といった課題に対して、Adobe Expressを活用し、SNSやチラシ用の画像編集を行うもので、2022年7月に第1回を東京・下北沢商店街で開催した際、直感的にできる画像加工スキルの取得が好評を得たのを受けて、第2弾として開催された。

■ワークショップ当日の様子

「街の広作室 in 大熊町」集合写真

「街の広作室 in 大熊町」の当日は、町内や近隣に在住・在勤の20代~40代の約15人が集まった。キャラクターデザイナー・イラストレーターの北沢直樹氏が講師となり、画像加工のレクチャーを実施。Adobe Expressで町内のイベント告知や情報発信のための SNS・チラシ用の画像の作成に挑戦した。

Adobe Expressでは、用意された数万のテンプレートから「直感的に」「好きなものを選んで」画像をつくることができる。今回は開催が2月だったということで、皆で同じテンプレートを使ってバレンタイン用のチラシを作成した。

「街の広作室 in 大熊町」制作風景

まずは「スイーツ」と検索し、講師の指定したテンプレートを探す。次に大熊町の新名産であるイチゴの画像を検索し、テンプレートの写真を入れ替える。最後にテンプレートのテキストを「HAPPY VALENTINE’S」に編集。たった3ステップ、約5分ほどで全員がバレンタインチラシを完成させた。

Adobe Expressは商用可能であるため、つくったものをすぐに仕事で活かすことができる。実際に今回の参加者たちも、自社の求人募集やイベント告知チラシ、個人事業主の名刺などすぐ使えるような素材をつくっていた人も多かった。また「QRコードをつくりたい」など積極的なやりとりも行われ、会場は大いに盛り上がりを見せた。

開催後、参加者からは、「無料で使えることを知らなかった。使い方が分かったので活用したい」という声や、「普段(画像編集をしていて)疑問に思っていたことを気軽に聞けた。やはり専門家に聞くことは大事」などの声が聞かれ、満足度は高かったようだ。

またワークショップの翌日に、つくった画像を使いSNSでイベント告知を行った参加者も出た。

「Adobe Express」のメリット

世の中には多数の画像編集ソフトがある中で、Adobe Expressを使うメリットにはどんなことがあるのだろうか。

まず無料でAdobe IDさえ入手すれば誰でも使える点や商用利用OKな点、モバイルアプリもある点、テンプレートやフォントが豊富で手軽につくれる点などはよく知られているメリットだ。

その他のメリットについて、アドビ製ソフトの講師を務め、グラフィックデザイナーであるアトオシとデザイン氏に話を聞いた。

「Adobe Expressは、初心者でも、いいデザインがつくれる無料・簡単、高品質のテンプレートがそろうソフトです。何ができるかと言えば『テンプレ活用制作』。です。テンプレを活用して手軽にデザイン制作物がつくれるのが魅力です。

Adobe Expressはちょうど、『スーパーで売られている質の良い、こだわりのお惣菜』のようなものだと思っています。お惣菜はそのまま食べてもOKですが、Adobe Expressのテンプレートも同様に、そのまま使ってもオーケー。そしてお惣菜と同様に、ちょっと一手間加えてもオーケー。ただやりすぎないのがコツです。お惣菜は、“もとの味の良さ”を生かすほうが美味しかったりしますよね。それと同じで、“テンプレデザインの良さ”を生かすのがコツです」

「勉強視点のメリットとしては、

・デザイン、制作の流れを体感できる。
・方向性を決める、言語化の力がつく。
・「選ぶ・判断する」というディレクション力がつく。
・Adobe IllustratorやAdobe Photoshopと同じ操作画面UI(ユーザーインターフェース)に慣れることができる。

といったことがあります。Adobe Expressでデザインづくりの楽しさを知って、徐々にIllustratorやPhotoshopで技術やオリジナル要素を高めるというのも、いいのではないでしょうか」

●「Adobe Express」で制作できるモノ

Adobe Expressでは、招待状、カード、メニュー、ポスター、チラシ、壁紙、名刺などさまざまなテンプレートが用意されている。

例えば、お店のオープンのInstagram投稿用の画像やカフェのランチメニュー、SNSのアイコン用のロゴ、YouTubeのサムネイル画像、ブログ投稿用画像などに活用可能だ。

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