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新たなチャンスを生むために小さな恐怖やハッタリをかますことも必要な理由

2023.06.20

ハーバードの研究員たちは、困難なミッションを達成するため、まだ、発見されていない「価値」に到達するために日々、研究を続けています。そこで働く研究員たちが重要視しているある習慣。それは、「1日5分好奇心を刺激し、思考の固定化を避ける」「どんな時でも、新たな発見を求める」「チームや同僚の助けを得て、日々前進しようとする」といったことです。

ハーバードでは、これらの習慣を、「なんとなく」重要視しているのをではありません。一言でいうなら、「脳が冴えた状態をキープする」ための習慣として大切にしているのです。脳が冴えた状態をキープできるとどんな時でも思考が止まらなくなります。ビジネスから日常のモヤモヤまであらゆることがスムーズに運ぶようになるのです。

本記事ではハーバード大学の医療機関に在籍し、多くのプロジェクトを通じて学んできた脳の使い方を紹介する川﨑康彦氏の著書「ハーバードの研究員が教える脳が冴える33の習慣」からビジネスパーソンが仕事に使える「脳が冴える33の習慣」を抜粋、再構成してお届けします!

ハッタリをかますこともチャンスの実現には必要

私は経験上、「やります」と宣言すると、その大半はできたようなものだと考えています。このことを教えてくれたのは、私が中国に留学中に知り合ったアフリカ人の友人でした。

当時の中国は、経済情勢が大きく揺れ動いていました。マクドナルドやケンタッキーといった外資系のファストフードチェーンがオープンする時代へと、街も文化も大きく変わろうとしていたのです。

そうした時代の流れに乗って、中国にもディスコが入ってきます。そして、あるディスコを開業する企業で急きょDJ(ディスクジョッキー)が必要になり、オーナーからDJのアルバイトをやってみないかという声が私にかかったのです。

もともと音楽が好きで、留学生宿舎で週に1度、内輪で開いていたパーティーでDJ を担当していたこともありました。とはいえ、1000人規模の会場で音楽を流した経験はありません。当然無理だから断ろうと考えていました。

ところが、その時のアフリカ人の友人が言った言葉はこうでした。「自分に『できる』と言い聞かせて『できます』『やります』と宣言したら、後は周りの環境がついてくる。だから絶対にやるべきだ!」

彼が言うには、こうした考え方はアフリカ人にとっては当たり前のことだそうです。そして、時にはハッタリをかまさなければチャンスはつかめないというのが、彼らの考えでした。

確かにそのアフリカ人の友人は、すました顔で「そんなことは俺にとっては大したことではない。簡単だ」というように、何事もないように鼻高々に伝えるわけです。彼のそんな態度も参考にして、ディスコのオーナーに会いに行きました。

脳をハラハラさせると実現が近づく

私たち日本人は、成功が保証されていなければ、「できます」「やります」とはなかなか言えないものです。しかし、「できる」と宣言するからには、できないかもしれないという不安を見せてはいけません。

それを見習って私も、「自信を持ってできると見せなくてはいけない。そうすれば、必ず成功するから」という友人の言葉に説得されて、DJ のアルバイトを引き受けようと決心しました。

結果的にディスコは盛り上がり、成功に終わったのです。友人の言葉がなければ、チャレンジを試みる気にはとてもなれなかったでしょう。

「できる」と宣言したことで、到底無理だと思っていたことに成功し、その後1年近く私にとっての大切な収入源にもなったのです。それも中国という異国の地で……。

「できる」宣言をしたとき、脳は非常に「ハラハラ」していました。ハラハラするとき、普段はしないような脳の使い方をします。このハラハラが、絶対に無理だと思うことでもできてしまうように、脳を自由な発想ができるようにチューニングしてくれていたのです。

トレーニングで恐怖を生む思考を変える

私が、アフリカ人の友人から得た教訓は、「小さな恐怖はチャンス」だと、自分に言い聞かせられるようになったことです。

最初から「できます」と自信を持って引き受けられなかったとき、私の脳の中で何が起こっていたのかを説明しましょう。まずは、「引き受けてうまくできなかったら、どうしよう……」と思考します。次に、恐怖の「感情」が生まれます。最後には、逃げるという「行動」に移行してしまうのです。

つまり、「思考」が「恐怖」を生み出しているのです。

ということは、思考によって、恐怖を軽減させることだって可能なのです。それは、トレーニングでできるようになります。思考が生み出す感情は、恐怖に限らず、他の感情も該当します。

そのトレーニングを始める前に、ぜひ約束していただきたいことが2つあります。

[1]自分がどんなことに恐怖を持っているか知ること

[2]恐怖から目をそむけようとせずに、向き合うこと

トレーニングの内容は簡単です。

「恐怖の原因になっていることは、チャンスになる!」と、自分に強く言い聞かせるだけです。心の中で繰り返し言い聞かせても、口に出して言っても、どちらでも構いません。

例えば、私は電話でのコミュニケーションがとても苦手です。毎回、電話をする前には小さな恐怖を感じてしまうのです。それでも、仕事をしていると1日に何度か電話の必要に迫られます。

そこで考えたのは、こうした小さな恐怖から逃げて後回しにせず、「電話を使うことは、チャンス!」だと考えて、すぐに行動するというものでした。普段は存在しない脳の使い方をするわけですから、ハラハラはします。でも実際、この訓練によって私は電話が以前ほど怖くはなくなりました。

これを続けると、小さな恐怖が徐々に克服できるようになります。すると、多少の大きな恐怖が目の前に現れたときにも逃げ出さずに、対処できるようになります。

☆ ☆ ☆

いかがでしょうか? ビジネスも自分の成長も、プライベートなこともすべての「源」は脳です。脳の活用の仕方をさらに知りたい方はぜひ、「ハーバードの研究員が教える脳が冴える33の習慣」で紹介されている脳が冴える33の習慣を実践して自分らしい人生を発見してみてください。

ハーバードの研究員が教える脳が冴える33の習慣
著者/川﨑康彦
発行/株式会社アスコム
https://www.ascom-inc.jp/books/detail/978-4-7762-1270-6.html

川﨑康彦
医学博士。脳科学者。元ハーバード大学医学大学院研究員(2003~2008年)。専門は神経生理学。佐賀大学医学部大学院神経生理学博士課程卒業。中国医科大学(旧満州医科大学)医学部卒業。中国では、東洋医学と西洋医学の両方を学ぶ。その後、これまでの研究成果を買われ、ハーバード大学医学部ブリガム・アンド・ウィメンズ病院麻酔科の研究員として招かれる。在籍中に、論文がネイチャー関連誌にも掲載される。日本に帰国後は、医学博士、理学療法士、カウンセラーとして運動、睡眠、痛みなどに対し、多方面からの知識でアプローチしている。現在は、チャレンジ、感動、旅を通して「多様な脳の共存、共感、共鳴を通して個々の意識と集合意識の成長」をテーマに研究活動を展開し、それらを通して社会に貢献していくコミュニティIBTA(Impact your Brain and Tuning them All)実現のための活動のほか、脳の研究とハーバードでの経験から得た、固定概念を覆して生き方を変えるためのメソッドをオンラインサロンで伝えている。

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