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発生から12年、7割の人が「東日本大震災の記憶や教訓の風化を感じる」

2023.03.13

マクロミルは河北新報社と共同で東日本大震災に関する調査を実施。復興進捗感などに関する回答結果を発表した。本稿では、その一部を抜粋してお伝えする。

大災害の記憶や教訓の維持・浸透が今後の課題に

東日本大震災について意識することがある頻度を尋ねたところ、今年の調査では、「週に1度以上」と高頻度である人の割合は、「岩手県・宮城県・福島県の沿岸部」と「東北地方全体」で約4割、被災地から離れた「一都三県」では約2割だった。

経年で推移を見ると、「岩手県・宮城県・福島県の沿岸部」では2021年より再び上昇傾向であることや、2021年を境に被災エリアやその周辺地域と、一都三県との間で、徐々に開きが大きくなっていることがわかる。

復興は何%まで進んだ? 被災地は70%、一都三県は60%

被災地の復興はどのくらい進んだと感じているか、「0%(全く復興が進んでいない)」~「100%(復興が完了した)」の11段階と「分からない」の選択肢で尋ね、エリアごとの平均を算出した。

岩手県・宮城県・福島県の沿岸部在住者と東北地方在住者全体では、平均で約70%まで復興が進んだと感じており、調査を開始した2017年から6年間で15~17ポイントと大きく上昇している。

一方、一都三県在住者は、東北エリアよりも10ポイントほど低い約60%だった。被災地近辺に住み、実際に現地を目にすることが多い地域と、被災地から離れ、現地を目にする機会が少ない一都三県では、復興実感に開きがあるようだ。

約7割が「風化を感じる」、大災害の記憶や教訓の維持・浸透が課題か

被災地の復興が進む中で、大災害の記憶や教訓などが、東日本大震災から12年という時と共に風化していると感じる人もいるのでは。

風化実感について尋ねたところ、「風化していると感じる(とても感じる+やや感じる、計)」と回答したのは、岩手県・宮城県・福島県の沿岸部で66.4%、東北地方全体で65.5%、また、一都三県が最も高く70.2%だった

調査概要
調査名/東日本大震災に関する調査
調査主体/マクロミルと河北新報社の共同調査
調査方法/インターネットリサーチ
調査対象者/東日本大震災による被害が大きかった岩手県・宮城県・福島県沿岸部と福島第一原子力発電所事故によって避難区域に設定された自治体に住む在住の547人、東北地方6県(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県)在住の1,172人、比較対象として一都三県(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)住者の312人の、いずれも20~70代の男女
調査実施期間/2023年1月27日(金)~2月1日(水)

関連情報
https://www.macromill.com

構成/清水眞希

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