ヤマハミュージックジャパンは同社が輸入代理店を務める英国のギターアンプブランド、マーシャルがブランド創立60周年を記念して発表した復刻版のエフェクター(英国製)4モデルを発売する。
4モデル個別の特徴は以下のとおり。
The Guv’Nor(ガバナー)〜多くのブルース、ロック、ヘヴィメタル系プレーヤーが愛用
1988年、マーシャルのエンジニアであるSteve Grindrodが「マーシャル・スタックのサウンドをペダルに取り込む」という命題を受け、設計・発売されたのが原点となった。
当時は多くのブルース、ロック、ヘヴィメタル系のプレーヤーに使用されたが、とりわけGary Mooreがこのモデルを使用したうえで、アルバム「Still Got the Blues」のアートワークにも採用したため、さらにその名が知られるようになった。
Bluesbreaker(ブルースブレイカー)〜よりヴィンテージなマーシャルサウンドを再現
よりヴィンテージなマーシャルサウンドを再現するために開発されたモデル。コンボアンプ「1962」からインスピレーションを得たこのペダルは、低めのゲインと、より滑らかなトーンを与えるソフトクリッピングを使用する唯一のモデルだった。
このペダルは当時も人気があったが、Steve CradockやJohn Mayerなどの使用により、近年さらに人気が高まっている。
Shredmaster(シュレッドマスター)〜オルタナティヴ・ロック系のアーティストからも支持
高速ギタープレイを意味する「Shred」の名のとおり、ヘヴィメタル市場に向けたハイゲインなモデルだが、ローゲイン設定でも音楽的なサウンドが得られる。
The Guv‘NorやDrivemasterと比べハイゲインで高域が抑えられ、より滑らかなトップエンドが特徴。また、中域のキャラクターを調節するコントロールも搭載しており、多彩なバリエーションを楽しめる。
RadioheadのJonny Greenwoodが、アルバム「The Bends」の全編で使用。Blurの「Song 2」のベースラインでもそのサウンドが聴かれるなど、オルタナティヴ・ロック系のアーティストからの支持も高いモデルだ。
Drivemaster(ドライブマスター)〜リアルな真空管マーシャルサウンドを再現
The Guv’Norをベースに、回路の簡素化や低域のゲインを加えるなどのアップデートが施され、さらにパフォーマンスを高めた、リアルな真空管マーシャルサウンドを再現するアンプライクなオーバードライブだ。
ブルージーなオーバードライブからブライトで切れ味鋭いディストーションまで、あらゆる環境でその威力を発揮してくれる。
関連情報
https://www.marshallamps.jp/products/re-issue-pedals/index.html
構成/清水眞希