日本のセダンの象徴ともいうべき「クラウン」が、「クロスオーバー」へと生まれ変わって約半年。そんな中、日本の厳しい冬を過ごした新型「クラウン クロスオーバー」の雪上試乗の様子が届いたのでさっそく紹介しよう。
CROSSOVER RS“Advanced”(ブラック×プレシャスレイ)<オプション装着車>
これからのクラウンをゼロから考え作り上げた、飾り立てない上質なデザイン
CROSSOVER RS“Advanced”(ブラック×プレシャスレイ)<オプション装着車>
そのエクステリアデザインは、スタイリッシュなクーペライクシルエットと、力強さを感じさせるリフトアップスタイルを組み合わせ、流麗さとダイナミックさを両立させた、新時代のフラッグシップの姿を表現。
さらに、左右に一直線につながるヘッドランプ・テールランプや、キャラクターラインに頼らず面の抑揚で質感を表現したサイドビューなど、シンプルでありながら鋭さと雄大さを兼ね備えたデザインとなっている。
また、従来のセダンの常識を打ち破る大径タイヤを採用。ボディ構造のくふうにより、ボディ側面近くまで外側に張り出した足回りと、ボディとタイヤの隙間のバランスも徹底的に吟味したことで、セダンでもSUVでもない、踏ん張り感のある力強いスタイルとなっている。
CROSSOVER RS“Advanced”(ブラック×プレシャスレイ)<オプション装着車>
インテリアデザインは、ディスプレイや操作スイッチを水平方向に集約したことでどの席からも直感的に操作ができる機能レイアウトと、インストルメントパネルからドアにかけてひと続きで包み込まれるような造形により、ドライバーは運転に集中でき、同乗者には心地よく移動を楽める「全席特等席」を実現。
また、過度に飾り立てずあたたか味を感じられる金属加飾「WARM STEEL」や、思わず触れたくなる造形と心地よい握り心地を両立したシフトノブ、一目でわかる仕立ての良さと着座時の安心感にこだわったシートなど、内装部品の1つひとつにもこだわり、上質で豊かさを感じられる空間を演出した。
ボディカラーでは、新開発の「プレシャスブロンズ」や「プレシャスレイ」をはじめ、特徴的なバイトーンカラーのコーディネートで新しいクラウンの変革を表現。合計12通りのボディカラーと4種類の内装色の組み合わせで、幅広いバリエーションを用意した。