すでに3500を超える多言語動画がアップロードされているYouTubeの人気コンテンツ、日本語を含む多言語吹き替えで順次視聴可能に

YouTubeは、世界の人気コンテンツが日本語を含む多言語吹き替えで順次視聴可能になると発表した。

YouTubeでは、多言語音声の新機能のテストを、幅広い視聴者層を擁するMrBeastなど少数のクリエイターの協力を得て、実施。初期テストの結果、多言語音声機能のテストに参加したクリエイターの場合、平均で総再生時間の15%以上が吹替版の言語で再生され、2023年1月だけで吹替版での視聴時間が毎日200万時間を超えたという。

この結果を踏まえ、本機能の提供範囲をさらに数千人のクリエイターに拡大。すでに3,500を超える多言語動画がアップロードされており、吹替版の言語は40を超えているという。

本機能により、視聴者は、海外のコンテンツを自身の第一言語の吹替版で見ることが可能となるので、この機能がなければ視聴しなかったであろうコンテンツにも出会えるようになる。一方、クリエイターは、世界中へのリーチを拡大し、新しい視聴者を獲得できるようになる。

なお、視聴者が本機能を利用するには、動画で [設定] をクリックし、「音声トラック」から利用できる言語を選択。コンテンツの言語が、視聴者が選択した使用言語にデフォルトで設定されたり、自動翻訳されたビデオのタイトルと説明文によって、多言語コンテンツを検索することができるという。

テスト対象クリエイターの場合は、動画をチャンネルにアップロードする際に、字幕エディタツールを使用して、自身で手配した音声ファイルを追加する。クリエイターのカタログ内の既存のコンテンツにも音声トラックを追加することが可能だという。

関連情報
https://youtube-jp.googleblog.com/2023/02/multi-language-audio.html

構成／立原尚子