3月が始まった。今月は、米国、日本、中国をはじめとした世界の国々で、どのような金融政策決定会合等のイベントが開催されるのだろうか?
三井住友DSアセットマネジメントはこのほど、「2023年3月の注目イベント」に関するマーケットレポートを公開した。詳細は以下の通り。
FRBの「利上げ打ち止め」を探るべく、関連指標から目が離せない
米国では、3月21日、22日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される。前回会合後の記者会見で、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、インフレはピークを打ったとの認識を示しながらも、あと複数回程度の利上げを示唆した。
その後、発表された雇用統計が市場予想を大きく上回って米国経済の強さが示されたことで、市場では5月ないしは6月まで利上げが継続されると見る向きも増えている。
3月のFOMCでは、FOMCメンバーが適切と考える「政策金利水準の分布図(ドットチャート)」も更新される予定で、会合後のパウエルFRB議長の発言や、雇用・物価統計等と合わせて目が離せない。
日本では、黒田東彦日銀総裁による最後の金融政策決定会合が開催される。黒田総裁が4月の任期満了を前に政策修正を行うのかが注目される。また植田和男次期総裁候補が新体制に向けてどういった発言をしていくのか等にも注目だ。
中国では、日本の国会に相当する全国人民代表大会(全人代)が開催される。ゼロコロナ政策からの転換によって経済再開が進み、景気は持ち直すと見られるが、今年の経済成長目標等がどのように示されるのかに注目だ。
出典元:三井住友DSアセットマネジメント
構成/こじへい
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