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建築の最先端は公共トイレにあり!?有名建築家やデザイナーが設計する「THE TOKYO TOILET」プロジェクトの舞台裏

2023.03.01

2025年に開催予定の大阪・関西万博会場内に設置されるトイレ等20施設の設計を担う若手建築家が決定、発表された。デザインコンセプトは「多様でありながら、ひとつ」。「トイレ先進国」日本では、家庭用はもちろん公共トイレでも清潔さに加えてデザイン性の高い最先端トイレを多く見かけるようになった。東京都渋谷区では、区内17か所の公共トイレを有名建築家やデザイナーがデザインする「THE TOKYO TOILET」プロジェクトを進行中。そのいくつかを紹介するとともに、なぜ「公共トイレ」をデザインするのか、プロジェクト立案の経緯や思いを聞いた。

公共トイレを”観光資源”に――「THE TOKYO TOILET」が目指す新しいおもてなしの形

しばしば「トイレ先進国」と称される日本。衛生面はもちろん、高いデザイン性のトイレが増えてきた。2025年開催予定の大阪・関西万博では、会場内のトイレ等施設を若手の建築家が設計を担当するなど、公共のトイレでも同様の流れが生まれている。

中でも注目を浴びているのが、2018年から日本財団が渋谷区の協力を得て進めている『THE TOKYO TOILET』だ。区内17か所に設置されていた公共トイレを、有名建築家などによるデザインのもとリビルド。全ての人が快適に使え、かつ景観を象徴するデザインのトイレを設置するプロジェクトだ。

なぜ公共トイレをクリエイティブなものにしようと思ったのか、プロジェクトを担当する日本財団経営企画広報部の山田哲子(あきこ)さんに聞いた。

「トイレは性別や年齢、国籍問わず誰もが1日1回以上必ず行く場所。にもかかわらず、公共トイレに対して不衛生かつ安全でなく使いづらい印象を持たれがち。利用者は限られている状態です。本プロジェクトはそういったイメージを払拭するだけでなく、クリエイティブの力を借りて誰もが気持ちよく使える、真の意味での公共トイレを目指すことを目的としています」

撮影:永禮賢、提供:日本財団
2020年8月に完成した恵比寿公園トイレ。インテリアデザイナーの片山正通が手掛けた、『THE TOKYO TOILET』第一号のひとつだ。

『THE TOKYO TOILET』はトイレを作って終わりではない。清掃会社と連携し、維持管理を強化。気持ちよく利用できるだけでなく、次の人のためを思う「おもてなし」の心の醸成も目指している。

「普通の公共トイレは1日1回か、それ以下の頻度でしか清掃が入りません。それでは衛生状態は保たれないし、利用する人にも思いが伝わりません。1日3回を基準とした通常清掃を始めとした高頻度の清掃を行うだけでなく、定期的にトイレ診断士に清掃状態や方法などのフィードバックを頂き、よりよい衛生環境で利用していただけるように努めています」

提供:日本財団
清掃員は専用のユニフォームを着用して清掃する。利用者や通行人から声をかけられることがあるという。

また、子どもを対象にした清掃体験会も行っているという。

「コロナ禍だったため多くの参加者を募ることができなかったのですが、今後も継続的に実施して、清掃を通じて公共トイレについて自分ごととして考えてもらうきっかけにしたいと思います」

提供:日本財団
清掃体験会は2022年3月と11月の2回開催。渋谷区のサッカークラブ「SHIBUYA CITY FC」の選手も参加した。

『THE TOKYO TOILET』の取り組みは他自治体からも注目を集めており、多くの自治体から問い合わせがあるという。

「日本財団は事業のモデルケースを作ることがミッション。本プロジェクトをきっかけに、全国の公共トイレでも同様の取り組みが行われることを願っています。『おもてなし』の心を持ち、公共トイレを自治体と住民みんなで作り上げることで、トイレが観光資源として大きな役目を果たす未来を作り出せるのではないでしょうか」

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