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先進的な企業が実践している「トータル・エンタープライズ・リインベンション」戦略の中身と効果

2023.03.08

アクセンチュアはこのほど、最新調査の結果を公開した。これによると、先進的な企業は不確実な時代でも成長して業界をリードすべく、先端テクノロジーや新たな働き方を取り入れ、継続的に企業を再創造する「トータル・エンタープライズ・リインベンション」戦略を組み込んでいることが明らかになった。詳細は以下の通り。

企業全体の再創造を推進する「リインベンターズ(再創造企業)」はわずか8%に留まる

「トータル・エンタープライズ・リインベンション(企業全体の再創造)」は、AIやクラウドコンピューティングなどのテクノロジーとその進化によってもたらされる。

本調査によると、企業全体の再創造を推進する「リインベンターズ(再創造企業)」はわずか8%に留まる。これらリインベンターズは、新たなビジネス領域で高いパフォーマンスを発揮し、多くの場合、業界全体にも好影響をもたらしている。また、強力なデジタルコアと、業務の最適化と事業成長を促進する新たな働き方を軸に変革を推進している。

アクセンチュアの会長 兼 最高経営責任者であるジュリー・スウィート(Julie Sweet)氏は、次のように述べている。

「パンデミック後、これらのリインベンターズは、ビジネスと業界に変革を起こしています。企業のあらゆる仕組みと活動を改革し、業績改善、画期的なイノベーションやレジリエンス(復元力)の強化を実現し、すべてのステークホルダーに対する価値創造に取り組んでいます」

日本を含む世界10カ国の1,500名以上の経営幹部を対象に実施した今回の調査では、回答者の75%が、「さまざまな外的要因、特に、急速な技術革新、消費者の嗜好の変化、気候変動に対応するため、デジタルトランスフォーメーション(DX)への投資をさらに加速させている」と答えている。

また、86%の企業は一部の事業領域の変革に注力し、継続的な変革ではなく断続的なプログラムとして捉えていることもわかった。アクセンチュアでは、これらの企業を「トランスフォーマーズ(変革途上企業)」と定義した。

そして、この「トランスフォーマーズ」と「リインベンターズ」(8%)を除く、残りの6%の企業を「オプティマイザーズ(部分最適企業)」と分類した。オプティマイザーズは、限られた範囲と目標の中での機能的な変革にのみ注力しており、変革を実現する手段としてテクノロジーを十分に活用できていない傾向にある。

これらの企業グループごとの業績の違いは明白で、リインベンターズはトランスフォーマーズに比べ、収益成長で10%、コスト削減で13%、バランスシートの改善で17%高い成果を達成し、上半期の業績だけでも1.3倍の財務的価値を創出している。

また本調査を通じて、リインベンターズの俊敏性の高さも明らかになっている。「現在の変革戦略は、以前と比べて大幅に高速化している」と感じているトランスフォーマーズは3分の1未満だったのに対し、リインベンターズでは3分の2に上る。

アクセンチュア ストラテジー&コンサルティングのグループ・チーフ・エグゼクティブを務めるジャック・アザグリー(Jack Azagury)氏は、次のように述べている。

「経済、社会、地政学、気候、消費者、テクノロジーの創造的破壊を網羅した複合的な指数である、アクセンチュアのグローバル・ディスラプション・インデックスは、過去5年間で200%増加しています。企業は今こそ、「トータル・エンタープライズ・リインベンション」戦略を採用し、テクノロジーと新しい働き方を通じて、最善の現実解を導き出すべきです」


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