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ポイントは三脚にあり!大迫力の花火とイルミネーションをミラーレスとスマホを使って撮影する方法

2023.03.04

連載/ゴン川野の阿佐ヶ谷レンズ研究所「花火&大迫力噴水ショーを動画と静止画で撮る」

「よみうりランド」では「よみうりランド ジュエルミネーション」と題して、LEDを使い宝石色をイメージしたイルミネーションが楽しめる。さらに波のプールでは噴水ショーも開催される。これに800発の花火を加えた「ラ・フォンテーヌ」と呼ばれる音楽に花火と噴水ショーが2月11日と18日の2日間限定で開催された。

今回はミラーレスとスマホを使って「ラ・フォンテーヌ」の動画と静止画を撮るための三脚選びについて考察してみた。通常の打ち上げ花火であれば上空に上がって開くので、カメラは上向きになる。「ラ・フォンテーヌ」はLEDのイルミネーションが地面にもあるので両方を入れようとすると三脚に求められるのはローアングル。そして上下方向の動きであるチルトの滑らかさ、雲台にはミラーレスとスマホの両方取り付けたい。ロカデザイン企画のショールームで、あれこれ検討して決めたのが、Leofoto「Ranger LS-255CEX+BV-5」である。

よみうりランドではLEDのイルミネーションと噴水、さらにダンサーも加わった幻想的なショーが見られる

ローアングルならセンターポールは不要

三脚の高さを微調整する、あるいはもう少し高くしたい、そんな時のためにあるのがセンターポール。便利なポールだが、伸ばすと三脚の強度が弱くなる。ローアングルに弱いなどの弱点もある。映画やドラマで三脚が使われるシーンでは目一杯センターポールを伸ばしていることがよくあるが、これは間違い。センターポールを伸ばすのは最後の手段なのだ。なぜセンターポールがあるとローアングルに弱いかと言えば、三脚の長さよりアングルを低くするには、脚を広げるしかない。しかし、センターポールがあると脚を開いてもポールが先に地面に接地して低くならない。ローアングルを多用するならポールがない方がいいのだ。

また、動画撮影時に使うビデオ雲台は2軸方向にしか動かないので、水平を出すために三脚側にレベリング機能が付いていることが望ましい。ハーフボール式のレベリング機能を三脚に搭載するとセンターポールが付かなくなる。以上の理由でカメラ派はセンターポール三脚に馴染みがあり、ビデオ派はレベリング機能付き三脚に馴染みがあると思われる。進化したシステム三脚であれば、両方が使えるモデルもあるが、高価で大がかりなものになる。今回はセンターポールなしのレベリング機能搭載三脚から選択する。

脚は長くて太いのが理想だが

三脚の目的はカメラを振動から守り、ブレさせないこと。それには重くて剛性が高い方が有利だ。ただし、カーボンは軽いが振動の収まるのが早いという特長がある。細くて多段で脚が短い三脚はトラベラーと呼ばれスタジオ用ではなく旅行用、アウトドア用として設計されている。その一方で、ミラーレスの普及によってボディとレンズが軽量化され、三脚や雲台に求められる耐荷重は大幅に減少している。ローアングルで撮ることが決まっているなら、最初から背の低い三脚の方が使いやすい。という理由で「Ranger LS-284CEX」ではなく「Ranger LS-255CEX」を選択した。Leofotoの三脚の型番は数字の最初の2桁がパイプの直径、3桁目が段数を表す。255であればφ25mmで5段を意味する。

個人的にはφ28mmにしたいが、ミラーレスと超広角ズームの組み合わせならφ25mmで問題ナシ。耐荷重は10kgと6kgなので、超望遠レンズを載せても耐えられるはずだ

ビデオ雲台は手前の「BV-15」ではなく、奥の「BV-5」を選択。耐荷重は10kgと4kgと差が出るが、雲台の重さは1300gと542gなので半分以上軽量化できる

収納高は538mmとかなりコンパクト。レベリングのベースがφ50mmなのでBV-5と直径がピタリと合う

しっかりとした生地でポケット付きの専用キャリーバッグが付属する

開脚させると高さ83mmまでのローアングルに対応。ここまで低くなれば大満足だ

ヌルヌル動くレベリング機能、これがない三脚は別パーツの「LB-60N」1万8480円が必要になる

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