AIが庫内の収納状況を予測して整理整頓を促す三菱電機の冷凍冷蔵庫「中だけひろびろ大容量 WZシリーズ」

2023.02.28

三菱電機は、冷凍冷蔵庫「中だけひろびろ大容量」シリーズの新製品として、「WZシリーズ」3機種を3月10日に発売する。価格はいずれもオープン。市場推定価格は「MR-WZ61J」（容量608L）が462,000円前後、「MR-WZ55J」（容量547L）が429,000円前後、「MR-WZ50J」（容量495L）が407,000円前後。カラーは3機種ともにフロストグレインブラウン、グレイングレージュ、グレインクリアの3色で展開する。

↑WZシリーズ（MR-WZ61J）

庫内の整理整頓などを通知・提案する「A.I.予報」を新搭載

「中だけひろびろ大容量」は、独自の薄型断熱構造「SMART CUBE(スマートキューブ)」や給水タンクが埋め込み式の「洗える埋めちゃっタンク」の採用により、冷蔵室内の収納量をアップさせた冷凍冷蔵庫シリーズ。2022年より販売が開始されたシリーズで、今回登場する2023年モデルでは、容量495Lのモデルを新たにラインアップされた。

↑WZシリーズ（MR-WZ61J）

もちろん、機能面も進化しており、庫内の整理整頓などを通知・提案する「A.I.予報」を新搭載。これは、冷蔵庫の各部屋(冷蔵室・野菜室・冷凍室)のセンサーが扉の開放時間を計測し、過去と現在の扉の平均開放時間の変化(増加・減少)を解析することで、今後の冷蔵庫内の収納状況を予測して、操作パネルや専用アプリ「つながるアプリ」に整理整頓やお手入れを促す通知をするというもので、操作パネルで通知を確認した場合は、冷蔵室内に貼ってある二次元コードを読み込むことで、整理整頓やお手入れに関する解説動画を確認することが可能。冷蔵庫を共用する家族間で共有が可能な「つながるアプリ」では、通知ボタンをクリックすることでも同様の解説動画が確認できる。

さらに、万が一故障が発生した場合、使用者が迅速に対応できるよう、必要な情報を通知する遠隔保守機能を新搭載。冷蔵庫からクラウドに送信されるエラーコードをもとに、同社独自の家電統合アプリ「MyMU」にエラー内容を通知し、訪問修理が必要なエラーが発生した場合は、修理依頼に関連するWebページを案内する。

加えて、家電製品を用いた高齢者みまもりサービス「MeAMOR（ミアモール）」（月額1,080円）にも対応。冷蔵庫の扉の開閉状況により、離れた家族の生活状況をアプリで確認することができる。

そのほか、食材を約-7度で凍らせて保存する「切れちゃう瞬冷凍A.I.」や、肉や魚をチルドや冷蔵室より低温の約-3度〜0度で保存する「ひろびろ氷点下ストッカーD A.I.」なども採用。水分の蒸発を抑えて野菜を保存する「朝どれ野菜室」も搭載した。

「MR-WZ61J」の定格内容積は608L（冷蔵室328L＋製氷室22L＋瞬冷凍室34L＋冷凍室110L＋野菜室114L）。本体サイズはW685×D738×H1,833mm、質量は124kg。

「MR-WZ55J」の定格内容積は547L（冷蔵室298L＋製氷室21L＋瞬冷凍室29L＋冷凍室110L＋野菜室110L）。本体サイズはW650×D699×H1,833mm、質量は118kg。

「MR-WZ50J」の定格内容積は495L（冷蔵室268L＋製氷室19L＋瞬冷凍室27L＋冷凍室90L＋野菜室91L）。本体サイズはW650×D650×H1,833mm、質量は114kg。

このほか、「置けるスマート大容量」シリーズから、センター開き6ドアタイプの「WXDシリーズ」2機種と、片開き5ドアタイプの「Bシリーズ」1機種も同時発売。いずれも価格はオープンで、市場推定価格は「MR-WXD70J」（容量700L）が506,000円前後、「MR-WXD47LJ」（容量470L）が385,000円前後、「MR-B46J」（容量455L）が308,000円前後となる。

↑WXDシリーズ（MR-WXD70J）