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「台本を読んで泣いて、練習中に泣いて、アフレコ時にも泣いた」山田裕貴さん、間宮祥太朗さんらが登場した映画「BLUE GIANT」の舞台挨拶レポート

2023.02.22

シリーズ累計920万部突破の大人気漫画「BLUE GIANT」を原作とするアニメーション映画『BLUE GIANT』が、2月17日より全国で公開され、当日はTOHOシネマズ 日比谷/スクリーン12において、山田裕貴さんらによる舞台挨拶が行なわれた。

「早く『BLUE GIANT』が持つ魂を感じてほしいと思っていました」

本編上映終了後、主人公・宮本大の声を担当した山田裕貴さんに加え、沢辺雪祈役の間宮祥太朗さん、玉田俊⼆役の岡山天音さん、そして立川譲監督が登壇。

まず主人公・宮本大の声を担当した山田さんが映画を観終わったばかりの客席に対し、「どうでしたか?」と呼びかけると、客席からは溢れんばかりの拍手が鳴り響いた。

「原作の力がものすごくある作品なので、皆さんの心に届くことは信じていたのですが、自分が声を担当することですごく責任を感じていたので、きちんと響いたかなって気になっていて。今日皆さんの反応で分かるのでありがたいです」と観客の熱狂ぶりから安心感を吐露。

沢辺雪祈を演じた間宮さんは「本日初日ということで、みなさんの反応が生で感じられてとてもうれしく思います。自分の声が自分の体以外から出ているのがまだ慣れないし、まだ劇場では観れていないので大きなスクリーンで早く観たい」、岡山さんは「今日からいよいよ公開ということで、まだ不安もあるのですが、今日を楽しんでいただけたら」とコメントした。

そして、立川監督は「今日を迎えられてほっとしています。そして、今をときめくキャスト3人と一緒にステージに立てていることを光栄に思います」と公開初日を無事に迎えたことに喜びを語った。

改めて、公開を迎えた今の気持ちを聞かれると、山田さんは「本当に楽しみでした。原作ファンとしてもそうですし、上原ひろみさん筆頭に、音楽チームの演奏も魂を揺さぶられるものなので、早く『BLUE GIANT』が持つ魂を感じてほしいと思っていました。そんな日が本当に来てうれしいです」と作品の持つ力強いパワーに言及。

間宮さんは「音楽のもつ力をすごく感じました。コロナ禍になり、制限されることも多かったが、人間が音楽や映画などの芸術をつくりだして熱狂するのは素晴らしいものだなと思いました。皆さんにもそういった生き甲斐を感じてもらえたら嬉しいです」と続ける。

岡山さんも「声で参加させてもらうというのは不思議な感覚で、原作ファンでもあるこの作品に携われたことは本当にうれしいです」とコメント。さらに「もっともっと『BLUE GIANT』という作品が、広くいろんな方達に、映画という新しい形で届いてくれたら」と語った。

そして監督も、「制作に携わってくれたスタッフ一同、役者、音楽チームの方達のおかげです。映画の良さ、音楽の良さが口コミでどんどん広がっていってくれたらうれしいです」コメント。

ラストのライブシーンは「台本を読んでも泣いて、練習中にも泣いて、アフレコ時にも泣いて」

そして、好きなシーンを聞かれると、山田さんは「ラストのライブシーン」と即答。

「台本を読んでも泣いて、練習中にも泣いて、アフレコ時にも泣いて、完成版を観ても泣いて……。どれだけすごいんだ!この作品の力は!って、劇場で観たらどうなっちゃうんだろうと思います」と熱く語り観客を沸かせた。

さらに「映画館で泣いたというコメントを見て、伝わるんだなって思った。この仕事をしている意味があるんだな」と感慨深げ。

また、間宮さんは好きなシーンを聞かれると、玉田が『俺にもへたくそって言えっちゃ!』と言うシーンを挙げ、「3人それぞれの内側が混ざり合った瞬間だなって思った。人間関係の描写としてすごく印象に残っている」と理由を話した。

岡山さんは「大が玉田のアパートを訪ねてくるシーンが印象深い」と語り、セリフの量や大との掛け合いに苦労したとアフレコ当時の思い出を振り返った。

また、3人が一緒にアフレコの収録をしていたことについて、監督は「(キャストは)初日は練習だけで終わり、宿題として持って帰ってもらったが、自主練をしてきてくれたおかげで、メキメキと成長していくのを感じた」と、キャスト陣の努力を称えた。

イベント終盤、原作者の石塚真一先生よりキャスト・監督への手紙が到着。

アニメ映画化となったことへの喜びや、キャストと監督への感謝が綴られており、「皆さんのおかげで僕の大きな夢が叶いました」という内容をMCが代読すると、山田はさん「うれしいですね。原作の先生がどう思うか、めちゃめちゃ気になるところ。先生が思っているものを映し出せたならうれしいですし、ありがたいなって思います。」と喜びを噛みしめた。

最後に山田さんが「言葉じゃない、観にきた人にしか持って帰れないものがここにあると思う。それを感じさせてくれる映画なので、みなさんの魂を全力でぶつけて、この映画を青く大きく光る炎のような作品にしてもらえたらうれしいなって思います」と話し、「JASSでした!」と映画に登場するセリフとともにイベントを締めくくった。

『BLUE GIANT』作品情報

全国公開中
原作︓石塚真一「BLUE GIANT」(⼩学館「ビッグコミック」連載)
監督︓立川譲 脚本︓NUMBER 8 音楽︓上原ひろみ
声の出演/演奏︓宮本大 山田裕貴/⾺場智章(サックス)
沢辺雪祈 間宮祥太朗/上原ひろみ(ピアノ)
玉田俊⼆ 岡山天音/石若駿(ドラム)
アニメーション制作︓NUT 製作︓映画「BLUE GIANT」製作委員会 配給︓東宝映像事業部
(C)2023 映画「BLUE GIANT」製作委員会
(C)2013 石塚真一/⼩学館

関連情報:https://bluegiant-movie.jp/#modal

構成/清水眞希

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