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DX促進の影響か?データ分析プラットフォーム「Databricks」の学習時間が前年比2000%以上に急上昇

2023.02.21

「リスキング」指向の浸透により、社内におけるDX人材の育成を積極的に行う企業が増えるなど、最近はビジネスパーソンのスキルアップに高い関心が寄せられている。

そんな中、Udemyから「2023年職場における学習トレンドレポ―ト」が発表された。このレポートでは、法人向け学習プラットフォームUdemy Businessを利用している世界中の数千社を超える企業での学習行動のデータをもとに、従業員に最も学ばれているスキル、前年と比較して学習時間が急上昇したスキルを紹介している。概要は以下のとおり。

ビジネススキル(パワースキル)のトレンド

世界で最も合計学習時間の多かったスキル上位10位からは、大きく2つのトレンドがあることが伺えた。一つはコミュニケーション、もう一つはアジリティだ。

最も合計学習時間の多かったスキル上位10のうち、1位の「コミュニケーションスキル」をはじめ、コミュニケーションまたはリーダーシップに関するものが半数に及んだ。コミュニケーションはチームをまとめる接着剤であり、組織をうまく機能させるために不可欠なスキルだ。

在宅勤務をはじめとしたリモート勤務、リモートとオフィス勤務を組み合わせたハイブリット勤務の定着といった新形態の働き方が増えた影響もあり、役割や年齢に関係なく多くの社会人がコミュニケーションスキルを重要視していることが伺える。

学習時間の上位10の残り5つのスキルは、プロジェクト管理、運用、ツールに分類されるものであり、なかでも短いサイクルを繰り返してソフトウェアを開発する概念「アジャイル」が4位、その手法の一つである「スクラム」が5位だった。

目まぐるしく変化する世の中で、スピード感と柔軟性を持ってその変化に対応するアジリティが求められる昨今、チームで働く多くの人々が商品開発や利益創出などの目標達成のためにあらゆるツールを用いて対応を試みている。

スキルの合計学習時間の増加率を示す急上昇上位のランキングでも同じ傾向が見られ、コミュニケーションに関連するスキルでは「非言語コミュニケーション」が前年比268%増で2位、「ビジネスコミュニケーション」が211%増で6位だった。またソフトウェア開発のためのスクラムの認定資格である「Professional Scrum Product Owner」が194%増で8位だった。

テクノロジースキルのトレンド

テクノロジースキルでは、クラウドサービスのAWS(Amazon Web Services)に関係するものが学習時間上位10のうち4つを占めるなど、AWS関連スキルへの人気の高さが目立った。これは、AWSが2022年第1四半期にクラウドインフラストラクチャサービス市場全体の33%を占めたという事実と一致している。

急上昇スキルのランキングでは、データ分析プラットフォームである「Databricks」が、前年比2000%以上の圧倒的な急上昇を示した。

Tableauによると2025年までには従業員の約70%が業務で大量のデータを用いると予想されているが、多くの企業でマーケティングや営業など非IT部門に所属し、データ分析の専門家ではない社員が経験やスキルを基にデータ分析作業を行う、いわゆるシチズンデータサイエンティストが増加している。

DX(デジタルトランスフォーメーション)の促進が進む昨今、企業が収集するデータ量も継続的に増加し、集めたデータを効果的に活用するために、大量のデータを効率的に分析できる「Databricks」プラットフォームの需要が高まったことが影響したと予想される。

また同様に、非IT部門であってもアプリ開発を行うシチズンデベロッパー社員の増加も見られ、少ないプログラムコード(ローコード)でアプリを作成できるツール「Microsoft Power Platform」が5位(439%増)にランクインするなど、簡素なコードでアプリを構築できるスキルの学習時間が急増した。

IT部門の社員でもプロコーダーでもない、シチズンデベロッパーが、専門家であるデベロッパーに頼らずにビジネスユニット向けにアプリ作成ができるようになることにより、アジリティ向上、市場投入までの時間短縮、コスト削減などのメリットが得られるのだ。

パーソナルスキルのトレンド

パーソナルスキルでは仕事だけではなく、プライベートにも活用できるスキルがランキング上位に入った。なかでも急上昇のランキングでは「意識」「自尊心」「グロースマインドセット」、合計学習時間の上位のランキングでは「個人の生産性」「時間管理」「自信」など自己認識や生産性を高めるスキルがランクインした。

これは、多くの社会人が日々忙しく業務に追われる中でストレスをコントロールし、燃え尽き症候群を回避、生産性を高めることで職場でのレジリエンス(ストレスや逆境への耐性)を強化したいと思っている表れではないだろうか。

急上昇上位10位のうち3つ(TOEIC、英会話、英語の語彙)、学習時間上位スキルのうち4つ(英語、英文法、IELTS、ビジネス英語)が英語のスキルに関係するものだった。これは、現代のグローバルな職場環境やリーダーシップの要件を満たすために英語学習の需要が増えたことを示している。

また急上昇のランキングでは、前年比495%増で2位に入った「就職活動」にも注目が集まる。不安定な社会や経済情勢、大量退職とも大改造とも呼ばれる、現在のグローバルな労働市場の動向情勢によって、よりよい仕事条件を求めて従業員は準備を進めているようだ。

アジア太平洋でのトレンド

日本を含むアジア太平洋地域(APAC)の30の国や地域(※1)で人気のスキルをみると、テクノロジースキルが合計学習時間上位10を独占、急上昇のランキングでも8つを占めた。APACでは技術進歩が加速し、それに伴い自動化も進んでいるため、急務でスキルアップが求められている。

McKinsey Global InstituteがAPAC8カ国を対象に行った調査によると、1億人以上の労働者が業務自動化の影響を受けると予想されている。このためAPACのデジタルファーストの未来に向けた計画には、リスキリングが不可欠であり、テクノロジースキルが両ランキングをほとんど占める結果となったと考えられる。

<分析方法>
「2023年職場における学習トレンドレポ―ト」は、Udemy Businessを利用している世界中の数千社を超える企業の学習行動のデータに基づいている。

2021年7月1日~2022年7月1日の1年間の期間で、すべての講座について、Udemy Business学習者の合計学習時間を計算し、学習時間上位のスキルを割り出し、最も合計時間が高いものを1位として学習時間上位ランキングを作成している。

急上昇上位のスキルは2021年7月1日~2022年7月1日の1年間の合計学習時間を2020年7月1日~2021年7月1日の1年間の合計学習時間と比較した増加率を計算し、最も増加率が高いものを1位として急上昇ランキングを作成している。

※1アジア太平洋対象国・地域:アフガニスタン、オーストラリア、バングラデシュ、ブータン、ブルネイ、カンボジア、中国、フィジー、インド、インドネシア、日本、韓国、ラオス、マレーシア、モルジブ、ミクロネシア、モンゴル、ミャンマー、ネパール、ニュージーランド、パプアニューギニア、フィリピン、サモア、シンガポール、ソロモン諸島、スリランカ、台湾、タイ、トンガ、ベトナム

出典元:Udemy,Inc.

構成/こじへい

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