開放絞り値はf2と明るく、浅い被写界深度を生かした印象的な描写が可能
ライカカメラジャパンは、「ライカSLシステム」の新レンズ「ライカ ズミクロンSL f2/35mm ASPH.」と「ライカ ズミクロンSL f2/50mm ASPH.」を3月に発売する。
価格は「ライカ ズミクロンSL f2/35mm ASPH.」が330,000円、「ライカ ズミクロンSL f2/50mm ASPH.」が286,000円。
いずれも、軽量コンパクトなデザインが特徴のライカSLシステム用レンズ。開放絞り値はf2と明るく「ズミクロン」シリーズ特有の浅い被写界深度を生かした印象的な描写が可能なため、非常に使い勝手がよく、通常の撮影はもちろん旅行などにも最適だ。
また、フォーカスリングにはリニア制御を採用し、きわめてスピーディーかつスムーズで高精度なピント合わせが可能。静止画撮影時に快適にピント合わせができるほか、静音性が求められる動画撮影でも活躍が期待できる。
さらに、光学系に非球面レンズを採用し、コンパクトなデザインを維持しながらも優れた描写性能を実現する。
「ライカ ズミクロンSL f2/35mm ASPH.」のレンズ構成は9群11枚で、3枚のレンズには非球面が、さらに3枚のレンズには異常部分分散ガラスが使用されている。そのほか主な仕様は、最短撮影距離が0.24m。最小絞りがF22。フィルターサイズがE67。長さ×直径は約83×74.5mm、重量が約402g(ともにレンズフード含まず)。
「ライカ ズミクロンSL f2/50mm ASPH.」のレンズ構成は8群9枚で、3枚のレンズには非球面が、そのほかのレンズには異常部分分散ガラスが使用されている。
そのほか主な仕様は、最短撮影距離が0.45m。最小絞りがF22。フィルターサイズがE67。長さ×直径は約83×74.5mm、重量は約402g(ともにレンズフード含まず)。
このほか、同社では、「ライカSL2」「ライカSL2-S」とのセット製品として、「ライカ SL2 & ズミクロンSL f2/35mm ASPH.セット」「ライカSL2-S ズミクロンSL f2/35mm ASPH. セット」「ライカ SL2 & ズミクロンSL f2/50mm ASPH.セット」「ライカ SL2-S & ズミクロンSL f2/50mm ASPH.セット」の4製品を2月18日に発売する。
価格は「ライカ SL2 & ズミクロンSL f2/35mm ASPH.セット」が1,188,000円、「ライカSL2-S ズミクロンSL f2/35mm ASPH. セット」が924,000円、「ライカ SL2 & ズミクロンSL f2/50mm ASPH.セット」が1,144,000円、「ライカ SL2-S & ズミクロンSL f2/50mm ASPH.セット」が880,000円。
製品情報
https://leica-camera.com/ja-JP/photography/lenses/sl/summicron-sl-50mm-f2-asph
https://leica-camera.com/ja-JP/photography/lenses/sl/summicron-sl-35mm-f2-asph
構成/立原尚子