価格よりも安全性!?利用経験者に聞いた「ペットホテル」の失敗しない選び方

動物愛護管理法を知っているか

動物愛護管理法は、正式には「動物の愛護及び管理に関する法律」で、動物の虐待などを防止するために制定された法律だ。

すべての人が「動物は命あるもの」であることを認識し、みだりに動物を虐待することのないようにするのみでなく、人間と動物が共に生きていける社会を目指し、動物の習性をよく知ったうえで適正に取り扱うよう定めている。

昭和48年に制定されて以来、何回かの改正を経て現在の動物愛護管理法となった。

調査の結果、ペットホテルの利用回数によって動物愛護管理法の知名度に差が見られた。

全体では「よく知っている」19.6％、「ある程度の内容は知っている」29.9％と約半数のペットホテル利用者は動物愛護管理法について知っているようだが、15.0％は「知らない」と回答した。

ペットホテル利用回数ごとの知名度を見てみると、利用回数が増えるごとに動物愛護管理法を良く知っている人の割合も増える傾向がある。

動物愛護管理法の改正により、2022年6月1日（水）から動物の長期間飼養の対象となるペットホテルでは、ケージと運動スペースを分離する【運動スペース分離型（ケージ飼育等）】、運動スペースを含む【運動スペース一体型（平飼い等）】のいずれかを有し、かつ基準数値を満たす面積を確保する必要がある。

愛犬、愛猫に滞在中健やかで快適に過ごしてほしい願いから、ペットホテルを選ぶ際に動物愛護管理法の順守をチェックする飼い主も多いのではないか。

ペットホテルで安全性と価格どちらを重視するか

何よりも「安全性」重視が34.6％、やや「安全性」重視42.1％と、価格より安全性を重視する飼い主が約8割と多数派となった。

動物管理愛護法を順守したペットホテルは安全性が高い反面、価格が高くなる傾向がある。ペットの体調不良などにより後悔した経験がある飼い主もいることから、安さより安全性を優先する飼い主が多くなっているのもしれない。

安全性を重視すると回答した人に、安全性の高いペットホテルであれば1泊料金何円までなら出せるかを聞いたところ、5,000円～11,000円がボリュームゾーンとなった。

ペットホテルの費用相場は場所やペットの大きさにより異なるが、小型犬では3,000円前後から預けられるところもある。少し価格が高くても、安全性を求める飼い主が多いようだ。

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https://www.aeonpet.com/

構成／清水眞希