今やデジタルガジェットの充電や給電に大活躍の「ポータブル電源」。アウトドアや防災対策用として、非常に有効であることはよく知られています。
そんな中、小型なのにIP67防水・耐火・耐衝撃! 超軽量で大容量! アウトドア用ポータブル電源が応援購入サイト「Makuake」に登場いたしました。ちなみに怒涛の36V 8万mAhです。一般的なモバイルバッテリーの、4~8倍の容量はある訳です。
それではさっそくご紹介をいたしましょう。
超軽量で大容量! アウトドア用ポータブル電源を組み立ててみました!
まずは本体の開梱の儀です。バッテリーの重量は70.55オンス、約2kgです。サイズは8×8×24cmなので対容量比としては、ダウンサイジングにかなり頑張った方なのではないでしょうか。ギリ持ち歩けない訳ではない、という絶妙なサイズと重量に好感がもてます。
付属品として、DCマウント(出力用)とACマウント(出力用)が用意されています。それぞれが取り外し可能なモジュール設計なので、屋内外の様々な環境下で利用できます。
また、本体のハンドルを持ちバッテリーブロックを引き上げるだけで、あっという間に持ち運び可能になる親切設計です。
DCマウントには
・USB Type-A×3ポート
・USB Type-C×4ポート
・DC出力×1ポート
ACマウントには
・USB Type-A×1ポート
・USB Type-C×2ポート
・DC出力×2ポート
・AC出力×1ポート
が内蔵されています。個人的にはACマウントの方をよく使うような気がします。ただしDCポートに比べて若干背丈? が高いのが悩ましいところです。
バッテリー本体にも出力ポートが内蔵されているので、最悪、追加マウントがなくても最低限の出力が可能なのは喜ばしい所です。
・USB Type-A×1ポート
・USB Type-C×1ポート
・DC出力×1ポート
これでPD(Power Delivery。USB Type-Cコネクタに対応した急速給電規格)対応でさえあれば、もはや言うことはなかったんですが、残念ながら本体出力のみでは未対応。
PD対応出力端子があるのはACマウントだけでした。DCマウントの方はQC規格(PD規格登場以前に存在した高速給電規格。PDと互換性はない)のみの対応のようです。
今どきの大容量ポータブル電源なら、おおむね両規格が搭載されている機種がほとんどなご時世ゆえに、少々味けなかったような気も。ライセンス料の問題かな? よくわかりません。
まぁ、急いで充電をする用事がないのであれば、大勢に影響はないのかもしれませんが。念のためお伝えしておきます。
今回レポート用に入手した電源にはDCマウントが付属していたので、さっそく合体させてみました。端子に合わせて、そのまま押し込んではめ込むだけオッケーです。とても簡単です。
合体完了! ちなみにこちらはDCマウントなので、入力端子側にはACアダプターの端子だけでなく、なんと専用の100W対応ソーラーパネルも接続可能な端子が内蔵されています。挿し間違えないよう注意いたしましょう。
ACアダプターの端子を、向かって右側のDC端子に接続します。
お家のコンセントで充電してみました。なんなく充電が可能です。
「Anzene IP67ポータブル電源」の頑丈さを試してみました!
なんと言っても「Anzene IP67ポータブル電源」の売りは、防水・防塵・防爆・耐火・耐衝撃・耐圧・耐落下・超軽量の、究極のポータブル電源であること。
まずは自家用車で通過してみました。その結果、余裕の頑丈さでした。
次に、落下テストを行います。
ひゅ~ん!
ドサッ! ……拾って起動を確認してみましたがビクともしませんでした。やるな。
次に、ハンマーでたたいてみましたが大丈夫でした。しかし残念ながら表面は傷ついてしまいました。
最後に、水に沈めてみました。こんなことをした後に、ガジェットを充電できるのでしょうか? ちなみに防水グレードは「IP67」。塵埃の侵入がない・一時的に水中に沈めた場合でも機器が影響を受けない規格とされています。
できました、できました。水に沈めた後のポータブル電源に充電ができました!
災害にも耐えうる「Anzene IP67ポータブル電源」。心では理解したつもりでしたが、実際にそのさまを目の当たりにして、驚きです!
ポータブル電源「Anzene IP67ポータブル電源」4万5000円 (税込)~
定格:36V 8万mAh
重量:2kg
サイズ:8×8×24cm
防水グレード:IP67
容量:300Wh
最大出力/入力:500W/150W
紹介動画
【FURUの本音ジャッジ】
デザイン ★★★★
頑丈さ ★★★★★
サイズ ★★★★★
重量 ★★★
価格 ★★★
取材・文/FURU