GMOインターネットグループが気球型宇宙船「Spaceship Neptune」による成層圏宇宙旅行計画を発表

2023.02.15

スペースパースペクティブ社ホームページより

GMOインターネットグループは、アメリカのスペースパースペクティブ社が提供する気球型宇宙船「Spaceship Neptune」1艇を貸し切り、グループ代表の熊谷正寿氏を含めた合計8名で2024年に成層圏に向け宇宙旅行を実施することを発表した。

「Spaceship Neptune」は、スペースバルーン、予備降下システム、ネプチューンカプセルで構成されている。再生可能な水素を燃料とするSpaceBalloonは、時速12マイル（約19km）でゆっくり上昇し、高度100,000フィート（約30km）の宇宙へと運ぶ。

グループ代表の熊谷正寿氏など8名で2024年に成層圏に向け宇宙旅行を実施

GMOインターネットグループでは、空を産業の“最後のフロンティア”と捉え、経済産業省・国土交通省主催の「空の移動革命に向けた官民協議会」に参画するなど「空の移動革命」の実現に向けて各種セキュリティ技術の開発・提供を行ってきた。

さらに、大阪・関西万博でのeVTOL実用化に向けて協議会内で発足した「大阪・関西万博×空飛ぶクルマ実装タスクフォース」にも参画し、産官学構成員とともにeVTOL活用のコンセプトや運用計画策定等の具現化を図るべく検討を進めている。

また、GMOインターネットグループのグループ代表である熊谷氏は、かねてより空に大きな夢を抱き、ヘリコプターと飛行機の操縦免許を有するなど、“日本で最も空に精通する経営者”を目指してきたという。

これらのことから、GMOインターネットグループ全体として「空」や「宇宙空間」へと広がるビジネスの舞台を体感し、次世代エアモビリティの最先端技術革新につなげるべく、この度のフライトを決断したと同社では説明している。

構成／Ara