2020/4/7~5/25に第一回緊急事態宣言が発出されてから、3年が経過しようとしている。コロナ禍を経て、旅行業界を中心に「安い、近い、短い」の「安・近・短」がトレンドとなっている。
また、社会活動においてもテレワークやオンラインイベントが浸透してきたが、こうした社会変化のなか、保険加入はどのように捉えられるようになったのだろうか。
Sasuke Financial Labは、全国の20歳から59歳の男女483名を対象に、保険加入に関する調査を実施。回答結果をグラフにまとめて公開した。
保険加入の際に重視するポイントと加入経路
保険に加入する際に重視するポイントとして、全体では、「安心感」と回答する人が最多で49.5%、次いで「保険料の手頃さ」43.7%となった。
これに対し、インターネット・郵送経由での保険加入者のみで集計した場合は、「保険料の手頃さ」を選んだ人が一番多く(回答数69)、非対面で加入する場合には重視するポイントが異なる結果に。
保険加入者の加入経路は、来店・営業職員を合わせた対面での加入が約6割、保険会社公式サイトでのダイレクト、保険比較サイト、郵送で手続きを行う紙通販を合わせたインターネット・郵送での加入が約3割であった。
加入経路別のチャネル選択理由は、対面型チャネルの加入者は、営業職員であれば、「自宅に来てもらえる」、来店であれば「近所に保険ショップがあったから」と物理的な近さや身近さを理由とした人が最も多い。
一方で、自宅に訪問した営業職員から加入している人でも半数以上は、営業職員を自宅に招くことに抵抗がある、または、多少あると回答している。
さらに、「自宅に来てもらえるから」を理由に上げている人についても4割強は営業職員を自宅に招くことに「全く抵抗がないわけではない」ことも分かった。
このことから、自宅に営業職員を招くことに多少の抵抗はあるものの、それ以上のメリットを感じている人が一定数いることが読み取れる。
他方、インターネット・郵送で保険加入した理由の最多は「保険料の手頃さ」と「自宅にいながら加入できる」(共に30.6%)であった。さらに、インターネット経由での加入に限ると「オンラインで加入できる商品だったから」もほぼ同数が理由として選ばれている。
このことから、外出や営業職員を自宅に招く必要がなく、保険料に関する関心が強く、自身のニーズが明確な人がインターネット経由での加入を選択し、オンライン加入に至っているとも言えそうだ。