共働き世帯増加に伴い、“送迎不要”が塾選びの決め手に
オンライン学習塾と対面式学習塾への入塾した決め手を調査した結果、送迎不要や家からの近さがそれぞれ上位となっており、通うことのハードルの低さが重要視される傾向にあることがわわかった。
特に、オンライン学習塾においては、2021年よりも「送迎がなくなる」ことが決め手になった割合が8ポイント以上あがっており、共働き世帯が圧倒的に多くなっている中で、子どもの学習環境に影響が出ないような塾選びを行っていることが推測できる。
また、コロナ禍でZ世代を中心にタイムパフォーマンスが重視されるようになっており、通塾時間を減らすといった有意義な時間の使い方が教育においても求められていくことが予想される。
さらに、オンライン学習塾の決め手の第2位である「子どもの意思」は、2021年の第4位から順位をあげた。1人1台端末普及によりオンライン学習がこれまで以上に身近になったことで、保護者だけでなく、子どもたち自身がオンライン学習塾で学びたいと感じていることが推察できる。
オンライン学習塾にした決め手-2021年・2022年比較
半数以上がオンライン学習塾を通塾の第一候補に
現在オンライン学習塾を利用している人を対象に、対面式の塾に通塾経験があるか調査したところ、半数以上が対面塾に通わせたことがないと回答。
3人に1人は対面式学習塾からオンライン学習塾に変更している一方で、通塾を検討した際に、オンライン学習塾のみを候補としている場合が多く、オンライン学習塾が一般化していることが明らかになった。
また、オンライン学習塾の他に検討していたオンライン学習サービスについては、学習アプリや通信教育に10ポイント以上差をつけて、オンライン家庭教師が最も多くなった。
オンライン学習塾を検討している保護者は、オンラインであっても一人で取り組む学習ではなく、講師と共に学習を進めていくような形を求めているようだ。
オンライン学習塾の他に検討していたオンライン学習サービス
【調査概要】
調査対象:そら塾に通う生徒の保護者824名(有効回答数)
調査手法:インターネット調査
調査内容:オンライン学習塾に対する意識調査
実施期間:2022年12月9日~12月23日
構成/清水眞希