■連載/コウチワタルのMONO ZAKKA探訪
特に冬物の衣類で起こりがちな悩みの1つが“毛玉ができること”である。
これは冬物の衣服には繊維が多く含まれ、それらが摩擦によって引き出されてしまうことにより起こる。
男性のビジネスパーソンの場合はネクタイでも同様の問題に直面したことがあるかもしれない。
今の時代、毛玉取り器も入手しようと思えば100円ショップで購入することはできるが、せっかく購入するのであれば長く使えてかつ気持ちの上がるような製品を使いたいものである。
そんな私が最近入手したのが「TORRAS社」から発売されている『Lint Remover』という製品である。
先に結論を述べてしまうとなかなか良い製品であった。毛玉取り器の購入を検討する際の参考になれば幸いだ。
『Lint Remover』とは?
『Lint Remover』を発売している「TORRAS社」は正式名称を「Shenzhen TORRAS Technology Co.,Ltd」と言い、中国に本拠地を置く会社である。
携帯電話ケース・スクリーン、家電などを手掛ける会社であり、ミニマリズムのライフスタイルブランドをコンセプトに掲げているようである。
こちらの『Lint Remover』はそんな同社が手掛ける毛玉取り器であり、Amazonでの評価は4.4/5.0となかなか評判の良い製品であることが伺える。
正確な発売日を確認することはできなかったがAmazonでの取り扱いの開始は2021年2月となっている。
『Lint Remover』の特徴
1.とにかくデザインがカッコいい
数ある毛玉取り器の中で私がこの製品を選択した最大の理由はこれと言っても過言ではない。まず本体のデザインをご覧いただきたい。
今回購入したカラーラインナップは赤紫のタイプとなるが、ご覧のように“吸引力が落ちない”のではないかと何故だか思ってしまうデザインをしており、「これが毛玉取り器!?」とも思ってしまうくらい洗練されたデザインをしている。
ちなみに製品はこちらの白い箱に入って送られてくるのだが、この箱1つとってもお洒落だと思う。
その昔、Apple社の「iPhone」の箱を受け取って開ける時のワクワクする感情を久しぶりに思い出させてもらった。
本体はパープルとブラックの2色のみで構成されており、面積が大きく製品の顔にあたるシェービングエリアはこのようにパープルのカラーとなっている。
ちなみにお手入れ用にこちらのカバーは外せるようになっており、ステンレス製の6枚刃が内蔵されている。
反対側の毛玉の収納スペースの蓋もパープルのカラーとなっておりこちらにブランド名が刻印されている。
こちらもお手入れ用にカバーが外せるようになっており、中に溜まった毛玉はこちらを開けて取り出すことになる。ちなみにこちらのカバーはマグネット式になっているので容易に開けることができる。
逆に難しいのは閉じるときで、なまじマグネットを使用しカバーが閉じやすい仕組みになっていために、向きを揃える途中でカバーが閉じてくっ付いてしまうなど、意外と扱いづらいと感じる部分にも気が付いた。