派遣社員の平均時給が最も高い職種は？

エン・ジャパンは同社が運営する日本最大級の派遣情報サイト「エン派遣」において、現在派遣で働いている人を対象に「派遣の給料・時給」に関するアンケート調査を実施。815名から得た回答結果をグラフと図表にまとめて発表した。

平均時給、派遣を本業としている人は1,444円、副業の人は1,331円

現在派遣で働いている人に時給を聞いて平均を算出すると1,413円になった。働き方の違いで見ると、本業として派遣で働いている人の平均時給は1,444円、副業として派遣で働いている人は1,331円に。

時給帯の割合を見ると、本業として派遣で働いている人で最も多いのは「1,200円～1,400円未満」（32％）で、副業として派遣で働いている人で最も多いのは「1,000円～1,200円未満」（37％）だった。

平均時給を職種別で見ると、最も高いのは「IT・エンジニア系」で1,989円となった。これを時給帯の割合を見ると「IT・エンジニア系」においては「2000円以上」が33％を占め、平均時給の上昇をけん引したことがわかる。

平均時給（本業・副業別）

時給帯の割合（本業・副業別）

平均時給（職種別）

時給帯の割合（職種別）

月収、派遣を本業としている人で最多は15～20万円未満。副業の人は5～10万円未満

現在派遣で働いている人の月収を聞いた。本業として派遣で働いている人の最多は「15万円～20万円未満」（30％）、副業として派遣で働いている人の最多は「5万円～10万円未満」（32％）だった。

月収帯の割合（本業・副業別）

昨年より給料がアップした人は24％。要因第1位は「時給の高い仕事への転職」

現在派遣で働いている人に「昨年同時期と比較して、派遣での給料・時給はアップしましたか？」と聞くと、アップした人は24％だった。

給料・時給がアップした人に「時給換算でいくらアップしましたか？」と聞くと、上位が「10～50円未満」（31％）、「50～100円未満」（19％）である一方で、第3位に「300円以上」（18％）がランクイン。

続けて、アップした理由について尋ねると、1位は「時給の高い仕事に転職した」（45％）で、次点に「最低賃金が上がった」（18％）が続いた。

昨年同時期と比較して、派遣での給料・時給はアップしましたか？

時給換算でいくらアップしましたか？

アップした理由について教えてください。（複数回答可）

【調査概要】
■調査方法：インターネットによるアンケート
■調査対象：エン派遣を利用しているユーザー
■有効回答数：815名
■調査期間：2022年12月2日～2023年1月2日

関連情報
http://haken.en-japan.com/

構成／清水眞希