Adobe RGBを99%カバーする広色域表示やJMPAカラー、Japan Colorにも対応
EIZOは、USB Type-C端子を搭載した24.1型カラーマネージメント液晶モニター『ColorEdge CS2400S』を2月24日から発売する。サイズは幅554.4×高さ396~551×奥行き245mm、重量約8.2kg(モニター部は約5.2kg)。価格はオープン価格。「EIZOダイレクト」の販売価格は10万8900円(税込み)。
『ColorEdge CS2400S』は、現行の24.1型カラーマネージメント液晶モニター『ColorEdge CS2420-Z』の後継機種で、デジタル写真、イラスト、デザイン制作を行うユーザー向けのスタンダードモデルだ。
Adobe RGBを99%カバーする広色域表示や、キャリブレーション対応など、優れた色表示を実現する各種性能は前機種を踏襲。
特にAdobe RGBをほぼカバーする広色域に対応することで、Adobe RGBで撮影・現像したデータの色を正しく表示する。例えば鮮やかな青空、新緑の緑色など、sRGB相当の一般的なモニターでは再現しきれない色まで忠実に再現。印刷業界の標準色であるJMPAカラー、Japan Colorもカバーしているので、印刷前から出力紙の色味をモニター上で確認できる。
新たにUSB Type-Cを搭載、MacBookなどのノートPCにも給電が可能
前機種からの進化ポイントとしては、入力端子に新たにUSB Type-Cを搭載。ノートパソコンとUSB Type-Cケーブル1本の接続で、ノートパソコンへの70Wの給電、映像の表示、USB信号の伝送ができる。MacBookなどのノートパソコンにも給電でき、電源アダプタを接続する必要がないので作業をすぐに快適に始められる。
筐体デザインを刷新
筐体デザインを圧迫感のない、ノイズレスなデザインに一新。側面には4つのUSBポートが使いやすく配置され、近年のUSBポートの少ないノートパソコンとの接続時に便利だ。
さらに『CS2400S』は、プロフェッショナル向けのCGシリーズ同様に、出荷時のモニターの表示状態を測定した結果を記した調整レポートが同梱される。
環境に配慮した製品開発への取組み
環境配慮の取組みとして『CS2400S』は、2021年6月の「RadiForce」シリーズ、2022年6月の「FlexScan」シリーズに続き、「ColorEdge」シリーズでは初めて製品を保護する梱包材に段ボールや新聞紙をリサイクルしたパルプ緩衝材を採用。
ケーブルもビニール袋の代わりに紙で保護するなど、脱プラスチックに向けた取組みを推進していく。
標準消費電力も前機種より低減。プリント基板や基板内部の部品にはハロゲンフリー材を使用。同社では「製品の生産・出荷・使用のあらゆる場面で環境負荷低減に努めていきます」とコメントしている。
https://www.eizo.co.jp/products/ce/cs2400s
構成/KUMU