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子育て支援がいくらあっても足りない人の傾向と対策

2023.02.06

岸田総理大臣の「異次元の少子化対策」、小池都知事の「東京で月5000円の子ども支援」など、少子化や子育てに関する発表が話題になっています。

実は、このようなニュースを聞いた時どのように反応したかによって、子育て支援の増加により生活が豊かになる人と、いくら支援があっても足りないという人にわかれます。

ここでは、特に「子育て支援がいくらあっても足りない人」の特徴をまとめて紹介します。

「子育て支援の増加」と聞いてどのように感じたか、あてはまるところがないか確認してみてください。

子育て支援がいくらあっても足りない人とは

子育て支援がいくら増加しても豊かにならない人には、以下のような特徴があります。

1) すでに赤字

「子育て支援がいくらあっても足りない人」に、圧倒的に多いのは「すでに現状の家計が赤字」という特徴です。

すでに毎月の給料やボーナスだけでは足りず、児童手当、各種給付金など、様々な支援や臨時収入などをあてにした生活設計をしている人は、「プラスになるほど大きな支援がないから生活が変わらない」という反応をする人が意外と多いのですが、現状の家計設計がうまくいっていなくても家計の見直しを怠っている状況では、いくら収入が増えても、支出に消えてしまうでしょう。

このような家計設計をしている人は、いくら支援が増えても赤字を埋めるだけになり、プラスに変えていくことができません。

収入を得ることができない事情がある人は別ですが、少なくとも、支援がなくとも「赤字にならない家計」を日頃から設計しておくことが大切です。

2)「それぐらいの金額では」と考える

「なんだ、その程度の支援か。その程度なら結局何の足しにもならない」と、支援額を軽んじてしまう人も、「子育て支援がいくらあっても足りない人」になりやすい傾向があります。

「その程度の金額では」と軽んじてしまう人は、「限られたお金を大切に使おう」という意識の低い人が多いので、「あればあるだけ使ってしまう」という性格の人が多く、いくら支援が増えても「いつの間にかなくなっていた」という人が多いのです。

無計画にだらしなくお金を使うことに喜びを感じている人も多く、「節約なんてケチ臭い」と「お金を計画的に使うこと」を子馬鹿にするような態度をとる人も多く見られます。

お金を大切に使う意識のない人は、財布がカードでパンパンになっても整理しようともしませんし、お札とお札の間にレシートが挟まっていてもぐしゃぐしゃになっていても気にしません。

お金に対する意識が低いということは、「無駄づかいが多く、お金を有効に活用できない」ということにもつながりやすいので、いくら支援が増えても豊かにならないことにつながりやすいのです。

3) すぐに支出を増やす

「これくらいもらえるなら子どもの塾を増やそう」など支出を増やすことしか考えない人も、「子育て支援がいくらあっても足りない人」になりやすい傾向があります。

子どものための支援なので、子どものために使うのが当然と考えるかもしれませんが、だからといってすべてを都度使い切っていては、将来の学費が足りなくなる原因にもつながります。

また、子どもの費用は得てして青天井になりやすいので、「わが子により良い教育を」と欲張りすぎてしまううちに、身の丈を超えてしまう可能性も高まります。

「わが子のために」と考えることは悪いことではないのですが、あくまでも「収入の範囲内に、その他の生活が苦しくならずにできることを計画する」ことが大切です。

4) 計画性がない

家計管理に関心が薄く、「お金のことには無頓着」という人も、「子育て支援がいくらあっても足りない人」になる可能性が高いものです。

このような人は、入ってくるお金にしか関心を示さず、出ていくお金については全く興味がないという人も多く見られます。

「入ってきた収入は、すぐに支払いに消える」という自転車操業の家計管理になっている人も多く、したがって、子ども支援どころか、年間でいくらの収入があり、いくらの支出があるのかといった、基本的な家計の現状さえも分からないという人が多いのです。

貯蓄と支出のバランス感覚がない人も多く、まとまった額の貯蓄を「生涯にわたり一度もしたことがない」という人も多く見られます。

正常な家計管理とはもともと程遠い状況ですから、やはり子ども支援も無計画に使い込みやすく、子どものためではなく「生活費」になってしまうことが多いので、気をつけましょう。

「子育て支援」を豊かに活用するために

反対に、子ども支援を豊かに活用できる人は、「子どもの支援が増加」と聞いたと同時に「貯蓄と支出のバランスの見直し」を考えたはずです。

「これだけ支援が増えるなら、その分将来のための学費の貯蓄をもう少し増やそう」「子どもの習い事や塾を見直し、子どものための支出を増やすかわりに、大人の支出を減らして家計のバランスは崩さないようにしよう」など、足し算と引き算を上手に行った人は、子育て支援が増えることでその分豊かになるでしょう。

「子育て支援がいくらあっても足りない人」は、「もっともっと」と求めるばかりになりやすく、せっかくの支援をうまく活用できない可能性が高いので、あらかじめ上手に活用するための計画を練っておきましょう。

※データは記事執筆時点での情報。公開後に制度や内容が変更される場合がありますので、最新の情報についてはホームページなどでの確認をお願いします。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。

文/家計簿・家計管理アドバイザー あき
著書に「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖(講談社の実用BOOK)」「スマホでできる あきの新ズボラ家計簿(秀和システム)」他 

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