HiKOKIのコードレス冷温庫にUSB type-Cや12V出力ソケットを搭載した「UL 18DBA」が登場

2023.02.05

庫内を2部屋に分割して異なる温度設定が可能

工機ホールディングスジャパンは、電動工具ブランド「HiKOKI(ハイコーキ)」から、コードレス冷温庫の新製品「UL 18DBA」を発売した。

価格は120,780円（マルチボルト蓄電池「BSL 36B18X」1個付き）。カラーはアグレッシブグリーン、フォレストグリーン、サンドベージュの3色を用意する。

コードレス冷温庫は保冷と保温の機能を搭載した持ち運び可能な製品。近年、夏場の高温化による熱中症予防の観点から建設現場における冷温庫の需要が高まっているほか、キャンプなどのアウトドア用品としても活用されている。

今回登場した「UL 18DBA」は、同社独自のリチウムイオン電池「マルチボルト蓄電池(36V⇔18V)」を搭載したコードレス冷温庫。2021年に発売した大容量モデルの「UL 18DB」の便利な機能はそのままに、使いやすさをさらに追求したモデルとなる。

最大の特徴は、「UL 18DB」同様、着脱可能な仕切板で庫内を2部屋に分割し、冷蔵と保温、冷蔵と冷凍など、用途に応じた異なる温度設定が可能なところ。温度は-18℃および-15℃～60℃の5℃単位で設定可能で、2部屋間の最大温度差は60℃となる。

また、「UL 18DB」と同じく、庫内容積は25Lと大容量なので、標準的な2Lペットボトルなら立てた状態で6本、500mLペットボトルなら立てた状態で15本、横置きで25本収納することができる。

さらに、コンセントや車載用電源に接続した際の蓄電池（バッテリー）の充電時間が従来製品よりも約1時間40分も短縮。しかも、大容量の蓄電池「BSL 36B18X」を標準付属するため、長時間使用することが可能だ。

※充電時間は周囲環境温度や蓄電池の状態により異なる。保冷・保温、またはUSB出力を併用した際は、充電時間が長くなる場合がある。

1充電当たりの連続運転時間（目安）

加えて、スマートフォンの充電ができるUSB端子に新たにtype-Cを加わったうえ、12V出力ソケットも新搭載したことで、別売部品のケトルや市販の12V出力機器（ファン、電気毛布など）が使えるようになるなど、使いやすさがさらに向上している。

そのほか、コンセントと車（シガーソケット）からの給電にも対応し、通電自動復帰機能も装備。IPX4の防水性能を備えるほか、庫内の水抜きに便利なドレンコックや暗い場所でも庫内が見やすいLEDライト、庫内スペースを効率よく使えるバスケットも搭載する。

もちろん、持ち運びのしやすさにもこだわっており、5インチのゴム製大型キャスターや引っ張りやすい長めハンドルを採用。ショルダーベルトも標準付属し、肩に掛けて持ち運ぶこともできる。

※1 従来の蓄電池（BSL 3620/3625/3626/3660）は使用不可。
※2 庫内を設定温度にした後、そのまま温度を維持できる時間。運転時間は、内容物、使用環境、蓄電池の状態などにより異なる。
※3 12 V出力は、蓄電池のみからの出力となる。

構成／立原尚子